シャルロット・チャーチのポップ界批判

c0166264_11211026.jpg先週、BBCは、日本にも大ファンの多いシャルロット・チャーチ(27歳)のライブを放送した。

流れてきたのは、天使の歌声ではなく、女性蔑視が日常化しているポップ界批判だった。

シャルロット・チャーチは、キビキビした口調で、ポップ界の現状を語った。

「ポップ界の女性蔑視文化はあまりに深く浸透しており、日常茶飯事となっています」

「女性シンガーたちは、超セックスオブジェクトとして、非現実的あれ、マンガ的(つくり物のように)であれ、と奨励されています」

「女性たちは、音響ビデオという手段によって、おなじみの3つのカテゴリーに分けられています。第1は、“女の子のなかの女の子”、第2は、“犠牲となったシンガー”、第3は、“この世にありえないセックスボット”です」

シャルロット・チャーチは、3つ目の“この世にありえないセックスボット”に最も苦しめられたと告げた。セックスとロボットをあわせた造語と思われる。

バルバドス出身のリアーナや、マイリー・サイラスを例にあげ、彼女たちはキャリアのために、セックスアピールを強調するよう強要されているとも言った。

彼女は、スピーチの後半で、「ロックの殿堂」入りしたアーティストとその作品295のうち259は男性である、と述べ、この業界にいかに女性が少ないかを指摘した。そうした業界において、女性アーティストたちの優れた功績をたたえることも忘れなかった。

ポップ界は、世界中の若者や子どもたちに強い影響力を持つ。しかも、巨万の富を得る大産業だ。このシャルロット・チャーチの魂の叫びは届くだろうか。

私は思う――超人気歌手のなかに、こうした発言をする女性がいる国、このようなまっとうな発言を企画・放送するメディアのある国は、健康な国だ。

http://www.bbc.co.uk/programmes/b03d4d76 (10月15日から放送。明後日まで)
http://www.digitalmusicnews.com/permalink/2013/10/15/church
http://www.theguardian.com/music/2013/feb/24/charlotte-church-leveson-changed-outlook
http://www.theguardian.com/music/2013/oct/03/sinead-o-connor-open-letter-miley-cyrus?CMP=EMCNEWEML6619I2&et_cid=51547&et_rid=5170193&Linkid=http%3a%2f%2fwww.theguardian.com%2fmusic%2f2013%2foct%2f03%2fsinead-o-connor-open-letter-miley-cyrus
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by bekokuma321 | 2013-10-20 11:25 | ヨーロッパ