女性2人が担うノルウェー新政権

c0166264_1422953.jpgノルウェー初の“徹底した保守政権”(ノルウェーメディアによる表現)の人事が、来週、発表される。ずいぶん日数がかかっている。だけど、国民は、閣僚人事のあてっこゲームを楽しんでいるようだ。

閣僚人事にさきだって、今週はじめ、選挙で多数を確保した保守党と進歩党党首2人(写真)は、次期ノルウェー政権の政策綱領を発表した。選挙終了後、約1か月間かかった。

新綱領は、あらゆる分野への民間資本の促進をねらっている。たとえば、スーパー開店時間の延長、日曜日の開店、アルコール専売店時間の延長、農業への補助金削減、移民政策の厳格化などが、報道されている。日本では、ほとんどノー・マークで導入されている政策ばかりだが、ノルウェーでは今後議論を呼ぶだろう。

連立政権の政策すりあわせ作業の期間中、当初、政権にはいるとされた中道路線をゆく自由党とキリスト教民主党は離脱した。政策で歩み寄りが難しかったとされている。“大臣病”にかかっている国会議員の多い日本からすると、その欲のなさそうな態度に非常に好感をもてた。

その、入閣を辞退した自由党とキリスト教民主党は、閣外協力の姿勢を見せており、さっそく記者会見で、「女性閣僚40%を下回らないでほしい」とプレッシャーをかけた。実は、残念なことに、新政権の2党首こそ、「クオータ制」に反対してきた女性たちだ。

さて、新政権の綱領が発表になったとたん、さあ、待ってましたとばかり、現政権の労働党・中央党・左派社会党をはじめ、労働者組合連合、農業者連合、小売店連合などから、痛烈な批判が続出した。

労働党青年局幹部は、「富裕層への減税、学校の民営化、妊娠中絶の攻撃、教育へのキリスト教指導強化、父親休暇の削減など、これらは過去のもの、未来は見えない」

現政権は通称「赤緑政権」だが、新政権はどちらも青がシンボルカラーなので、「青々政権」と呼ばれている。環境大臣(左派社会党)はそれをもじって「環境政策の貧しさを見ても、青灰政権だ」などと批判した。

http://www.aftenposten.no/nyheter/iriks/politikk/Her-er-statsradkandidatene-7327923.html#.UlYxJtyCjSc
http://www.nrk.no/valg2013/godt-i-gang-med-regjeringskabalen-1.11289138
http://www.newsinenglish.no/2013/10/08/reaction-rolls-in-to-platform-priorities/
【写真は Nationen
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by bekokuma321 | 2013-10-10 14:07 | ノルウェー