女人禁制118年を破った指揮台の女性

物事を決める議会に女性は本当に少ない。政界と同様に、オーケストラで指揮棒を振る女性も本当に少ない。

9月8日、ロンドン恒例のロイヤルアルバートホールでの「ザ・プロムス」コンサートの最終日の写真が飛び込んできた。

会場全員が、女性指揮者マリン・オールソップを称える瞬間だった。なんと、「118年間の女人禁制が破られた」のだ、という。イギリスのメディアは驚きに満ち満ちた大げさな表現で報道した。

この、118年ぶりの女性指揮者を熱狂的に迎えた英国民の余韻は、世界の音楽界を変えてゆくのだろうか。

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日本の未来を知りたくなった私は、東京芸術大学音楽部音楽研究科に電話してみた。

「指揮科に女子学生はいま何人いますか」

電話の向こうから聞こえてきた答えは、

「男女統計はとっていませんが、えーと、女性はどの学年にもいません」

◆Eyewitness:London,UK
http://www.theguardian.com/world/picture/2013/sep/08/eyewitness-london-uk
http://www.telegraph.co.uk/culture/music/proms/10294279/Proms-2013-Last-Night-conductor-Marin-Alsop-shocked-there-can-still-be-firsts-for-women.html

【写真はスペインの男女平等推進ポスター。スペインのポスターにまつわる同国女性政策については『I(アイ)女のしんぶん』2013年9月10日号に詳しい】
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by bekokuma321 | 2013-09-12 12:03 | ヨーロッパ