2013年 09月 05日
高校生が国政選挙に影響を与える社会
報道によると、保守党に投票した生徒は28.3%を超えた。その高い伸び率に、本番はさらに伸びるだろうと予測される。これまでスクール・エレクションでの保守党に投票する割合は、本物の選挙より低い傾向があるからだ。
スクール・エレクションは、1980年代から行われてきた高校生の“模擬選挙”。各高校の生徒会主催で行われ、強制でも何でもない。それでも生徒の参加率は約7、8割に上る。
次期首相をねらう保守党党首エルナ・ソルベーグは、スクール・エレクションの運動にがんばった保守党青年部に属する若者たちとともに、本番での勝利を胸に前祝いをした。大手新聞記事には、若者たちの歓喜の叫びが聞こえてくるような画像がついている(上)。彼女が首相に就任すると、ブルントラント元首相に次ぎノルウェー史上2人目の女性首相となる。
高校生たちが、スクール・エレクションに熱心に取り組むのは、自分たち高校生の動向が真剣に評価される社会だからなのだろう。
◆http://www.aftenposten.no/nyheter/iriks/politikk/Na-drommer-Erna-om-mer-enn-28_3--7299460.html#.Uihvz9yCjGh
◆http://www.aftenposten.no/nyheter/iriks/politikk/Tidenes-skolevalg-for-Hoyre-7299243.html#.UihvjdyCjGh(画像は、スクール・エレクションの保守党結果を知った10代の若者たちのはじけるような喜び、喜び)
◆ノルウェー首相、タクシー運転手に
http://frihet.exblog.jp/20631969/