2013年 09月 04日
最高裁、婚外子差別を違憲と断じる
結婚していない親に生まれた子は、結婚している親に生まれた子どもとの間に差別を受けて当たり前ーーこんな破廉恥な民法の規定は違憲である、と、今日9月4日、最高裁が断じた。
いわゆる婚外子差別の民法900条4号は、法の下の平等に反するとされたのだ。
長い間、この運動を続け世論づくりに寄与してきた、田中須美子さんをはじめ「なくそう戸籍と婚外子差別・交流会」に集う人たちは感無量だろう。いや、「遅すぎる」と怒っている人が多いのではないか。私もそうだ。
世界で初めて婚外子差別を法律で撤廃したのはノルウェーである。1915年の「カストベルグ法」だ。親が結婚していようといまいと子どもに罪はない、子どもは同じ権利を持つとした、世界で初めての法律だった。
この国際社会の流れは、婚外子出生率の違いに顕著だ。
婚外子出生割合:
ノルウェー 56
スウェーデン 54.7
フランス 52.6
イギリス 45.4
日本 2.1
◆婚外子差別、違憲へhttp://frihet.exblog.jp/19611473/
◆婚外子の相続差別は違憲http://frihet.exblog.jp/16931195/
◆元最高裁判事泉徳治さん、婚外子撤廃の集会へ
http://frihet.exblog.jp/17824766/
◆婚外子差別TEL 相談http://frihet.exblog.jp/18445427/
イラストは「なくそう戸籍と婚外子差別・交流会」HPより。