イギリス国会が反戦を選択した陰に

c0166264_17305885.jpg8月29日(木)、イギリス国会(下院)は、臨時議会を開き、シリアのアサド政権への武力介入にゴーサインを出すための政府案を否決した。

結果は、反対285票、賛成272票。13票差だった。政権与党の保守党30人、自由党11人が反対票を投じた。

FEM-NEWSは、労働党国会議員ダイアン・アボットの反対意見を紹介したが、その時点での報道によると労働党の賛否は明らかではなかった。しかし、29日、労働党ミリバンド党首は政府案に反対の論陣をはった。最新ニュースで、彼はこう語った。

「アメリカは我々の友人です。米英は特別な関係を持っていますが、イギリス外交政策にのっとったイギリスの決定が、かならずしもアメリカがイギリスにこうあるべきだというふうになるとは限らないと考えます」

イギリスの軍事介入反対運動をしてきた核廃絶運動CNDは、ブログでこう喜びを表した。

「シリアへの軍事介入政府案を国会が葬りさったのは、歴史的なことです。この何十年間で、初めて、国会は、戦争に反対するイギリス国民多数の声に耳を貸し、アメリカが仕掛ける戦争にノ―を示しました」

CND事務局長で、反戦運動家のケイト・ハドソン(写真上)は、「化学兵器の使用は断固非難されるべきです。しかし、唯一の解決はシリア国民による政治的解決しかありません。シリア国民の手で、自らの政治、経済、社会構造を民主的に選択する、それによってしかないのです」

今回のイギリスの選択は、「政府の決めることに何を言っても無駄」と思ってしまいがちな私に、“カツ”を入れてくれた。ありがとう!

http://www.cnduk.org/cnd-media/item/1737-cnd-anti-war-vote-in-parliament-is-historic
http://www.bbc.co.uk/news/uk-politics-23896034
http://www.theguardian.com/commentisfree/2013/aug/30/syria-debate-voted-against-military-intervention
◆英軍事介入に反対する議員
http://frihet.exblog.jp/20675974/
[PR]
by bekokuma321 | 2013-08-31 17:40 | ヨーロッパ