イタリア黒人女性大臣、バナナを投げつけられる

c0166264_1510882.jpg先週土曜日、イタリア史上初の黒人女性大臣セシル・キィェンジェ(Cecile Kyenge)が、演説中、バナナを投げつけられた。

先月も「彼女は、コンゴに帰って働くべきだ。彼女は、オランウータンのようだ」などという差別語を投げつけられた。

彼女は、移民問題や差別撤廃を扱う包摂省Interguration Ministryの大臣。眼科医。コンゴ生まれの彼女は、イタリア留学後、イタリア人と結婚した。大臣就任以来、侮蔑と侮辱を受け続けながら、果敢にファイトバックしている。

ガーディアン紙によると、ツィッターで、キィェンジェ大臣は、悲しむべき、食物の浪費です、とつぶやき、さらに、こうも言った。

「物事の変革には勇気と楽観主義が必要です。そしてそれは、何よりも草の根から巻き起こり、当局に上がっていかなければなりません」

政治的見識の高さがうかがえる。

下劣な差別的言動は、極右政党の北部同盟党(Lega Nord)所属の人の仕業らしい。彼らの言動に対し、彼女が、さらに彼女の所属する民主党、彼女の任命権者首相エンリコ・レッタ(Enrico Letta)が、どうファイトバックするか、今後も追っていきたい。


◆Cécile Kyenge, Italy's first black minister, targeted with bananas
http://www.theguardian.com/world/2013/jul/28/cecile-kyenge-targeted-bananas-insult
◆「彼女は、オランウータンのよう」―イタリア右派政治家
http://frihet.exblog.jp/20505927/
◆イタリア黒人女性大臣、差別にさらされる
http://frihet.exblog.jp/20334907/
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by bekokuma321 | 2013-08-05 21:32 | ヨーロッパ