アイヌの権利回復に立ちあがった島崎なおみ

c0166264_2333856.jpg北海道から、参議院比例区に、アイヌ民族の権利回復をめざして、島崎なおみが立候補した。

全国を遊説しながら、「イランカラプテー」とアイヌ語であいさつしている、という。

「イランカラプテ―」というアイヌ語は、「あなたの心にそっと触れさせて」、という意味だ。島崎が教えてくれた。こんな素敵な言葉があるんだと、驚いた。数年前の全国フェミニスト議員連盟のパネル討論でのことだった。

「先住民族の権利に関する国連宣言」後、6年たった。しかし、日本では、「アイヌにとって大事な先住権回復のための法律はひとつもできていない」と、島崎は強く怒る。なにしろ、アイヌ民族の代表が国会にいないのだ。

一方、世界一民主的な国、ノルウェーの政治風景は、ちょっと違う。

「非白人のマイノリティ女性が大臣に就任」。このニュースを日本に書き送ったのは、2008年2月だ。カリブ生まれのノルウェー移民女性が内閣閣僚になったことは、ノルウェーでも大ニュースだった。

現在、ノルウェー国会には、3人の少数民族出身議員がいる。3人とも女性だ。国務大臣やアドバイザーにも少数民族出身者が多いが、その大半は女性だ。

2007年の地方選挙では、政党の候補者リストで、少数民族出身者のうち、女性では47%、が党の優先候補として加算票をもらっていた。それに対し、男性は19%にすぎなかった。

ノルウェーの、この特徴を、オスロ大学の政治学ト―ル・ビュルクルン教授は、と言う。

「多くの政党幹部が、少数民族の女性を、男性より支援していることは、驚くべきことだ。マイノリティである女性が好まれるということだ」

「つまり、政党は、女性の代表も、少数派の代表も必要としている。その2つを満たす人物が、マイノリティ女性であるということだ」

女性が参政権を獲得して100年。昨年から、ノルウェー政府は、国会議員の女性39%は少なすぎると、啓発の強化に予算を投じている。

さて、また話を日本にもどす。島崎なおみは、まぎれもなく少数民族の女性だ。ノルウェーだったら、多くの政党が、三顧の礼で迎えたい候補だ。しかし、日本で、彼女は、2012年末の衆院選に、初めてチャレンジし、落選。ただの落選ではなく、供託金没収となってしまった。多額の借金を背負った。アイヌ民族党からだった(北海道9区)。

島崎は、それでも、へこたれずまた立ちあがった。今回は、「緑の党」の公認候補だ。しかし、日本の選挙制度がこのままである限り、当選はきわめて難しいかもしれない。しかし、彼女の断固たる決意は、いずれ、日本の政治を変えるだろう。

そういえば、「みどりの風」も、日本の政治風景を変えようとしている。女性が創設した日本の初の政党だという。谷岡くにこ以下、幹部にも女性が目立つ。

◆しまざきなおみのブログ
http://pirkanaomi.blog.fc2.com/
◆みどりの風
http://mikaze.jp/
◆世界一民主的な国
http://frihet.exblog.jp/19256560/
◆Female minority politicians favoured
http://eng.kilden.forskningsradet.no/c52778/nyhet/vis.html?tid=84860
◆ノルウェー初の移民出身大臣が辞めたわけhttp://voicejapan2.heteml.jp/janjan/world/0802/0802150879/1.php
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by bekokuma321 | 2013-07-09 23:55 | ノルウェー