京都に田澤稲舟あらわる

MitsuArt 主宰ふじみつこが友人たちに出したお知らせを許可を得て転載する。文章の下にある2013年6月16日京都新聞pdf化もMitsuArt。

100年以上前の東北の女性作家が、京都で息を吹き返したなんて素敵だーー京都新聞記者の力に感謝したい。

京都新聞に掲載された「田沢稲舟」、明治の小説家、の記事を送ります。

田澤稲舟より2歳年上の作家に樋口一葉がいます。同時代に文人として活躍したそうです。記事は、「銅像/歴史さんぽ」シリーズです。稲舟の銅像は山形県のJR鶴岡駅の近くにある、と書いています。

「恋貫いた明治の女性作家」というタイトルで、女性作家と紹介されているのが嬉しいです。現代の作家にも不用意に「女流作家」と、いまだに使われることに、私は昔から差別発言と怒っています。

田澤稲舟については、Fem-News で読んでいたのでお知らせします。以下のfem-news記事です。田澤稲舟のことがもっと分かります。

■2013年の田澤稲舟
http://frihet.exblog.jp/19640195/
■「鶴岡市 2013 国際女性デー」
http://frihet.exblog.jp/19631405/

MitsuArt 主宰ふじみつこ

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ふじみつこ文中にあるFEM-NEWS記事は、今年3月8日、国際女性デ―に鶴岡市で田澤稲舟の銅像を見た後で書いた(上の写真)。

鶴岡在住の小泉信三さん、冨樫千恵子さんから稲舟についていろいろ教えていただいた。田澤稲舟は、「いなふね」ではなく「いなぶね」なのだ。「いなぶ」は、抗う(あらがう)なのだと稲舟研究者が言っているそうだ。研究者とは、「山形高教組の委員長だった細矢昌武さんです」と富樫さんが言った。

稲舟、すなわち「流れに抗う舟」。彼女のペンネームに、彼女の生き方そのものが表れている。時は明治。その時代に抗う覚悟を決めた20歳そこそこの若い女性。享年21歳。死後も、長くその作品も生涯も知られることはなかったという。

細矢昌武は、その編著『田澤稲舟全集』(1988、東北出版企画)のあとがきに、こう稲舟を評している。

「対決と叛逆の精神こそ稲舟文学の最大の魅力であり、既成の価値観に対するに自らの感覚と知性と思索力の全てを動員して自我を主張したところに、稲舟文学が現代に生き続ける力がある。こうした稲舟の気迫と姿勢は同時代のどの女性作家よりも激しく徹底していた」

「シャリンガ・ムート・ストレムン(世の流れに抗する女)」
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by bekokuma321 | 2013-06-30 11:51 | その他