国家か人権か:NSAを告発したスノ―デン

c0166264_14105936.jpg「プリズムPRISM」が世界を震撼させている。「プリズム」とは、アメリカ政府の極秘情報収集プログラム。

米国家安全保障局NSAが、アップル、フェイスブック、グーグルなどIT会社と連携して極秘に個人情報を収集していたという。恐るべきことだ。

9.11事件後、ブッシュ大統領が舵をきり、オバマ大統領が踏襲したとされる。ブッシュの国家機密重視政策を批判して大統領になったオバマ大統領が、薄汚れて見えてきた。

ことの発端は、英紙「ガーディアン」のスクープだった。「ガーディアン」は、このFEM-NEWS読者のあなたには、おなじみの情報源である。

今朝の「ガーディアン」には、この大事件の告発者エドワード・スノーデン自身が顔を出した。香港からのライブ。29歳の彼は、CIAの元シニア・プログラマー。

ホイッスル・ブローラ―は、「ハワイで、恋人と、年収20万ドルの快適な暮らしでした」と言い、「すべてを捨てなくてはなりませんでした」。「会社には病欠を出し、恋人には具体的理由を言わず、しばらく留守にすると言って出国しました」。その動機は、「僕は、個人の情報が権力に盗聴されるような社会に住みたくないからです」。

エドワード・スノーデンが顔を出したとたん、米議会から彼に捜査の手が伸びた。

スノ―デンは、「(告発をしたことで)ニ度とアメリカには戻れないでしょう」と、将来を予測している。

国家機密の暴露をしたスノーデンは、命がいくつあっても足りない。最大級の危機にさらされる。だからこそ、世界大手のマスコミを使って、表舞台に出たのだ。

「ガーディアン」は、彼を良心的兵役拒否者のような立場にあると論評する。

国家機密でないにしても、会社や行政などに雇われている人間が、その会社や行政にかかわる悪事を知った場合、身の安全のためには、見て見ぬふりをすることだ。もしも、見て見ぬふりをしなかったらどうなるか。仲間は離れるし、仕事は干される。誹謗中傷される。さらに脅迫さえされる。

それを防ぐ唯一の方法は、公の舞台に出ることだ。行政を訴えた私自身の経験から、確信を持って言える。

http://www.guardian.co.uk/world/2013/jun/09/edward-snowden-nsa-whistleblower-surveillance
http://www.guardian.co.uk/world/2013/jun/10/the-nsa-files-edward-snowden
http://www.guardian.co.uk/world/2013/jun/09/technology-giants-nsa-prism-surveillance
http://www.guardian.co.uk/commentisfree/2013/jun/10/edward-snowden-conscientious-objector
http://www.guardian.co.uk/world/2013/jun/06/nsa-phone-records-verizon-court-order

◆提訴にあたって
http://fightback.fem.jp/genkokukara_teiso.html
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by bekokuma321 | 2013-06-10 13:19 | USA