民主・牧山議員「ノルウェーの政治教育」を紹介

朝日によると、14日の参院予算委員会で、牧山弘恵議員が、「若者が政治考える教育」について発言した。その中で、モデルとして取り上げたのは、ノルウェーの中高で行われているスクールエレクションだった。

朝日は「模擬投票」と紹介していた。しかし日本語の持つ印象と、ノルウェーのスクールエレクションの実態は大きく異なる。

国政選挙を目前にして、もし、日本の高校の生徒会が議員候補者を招いて政治討論会を開こうとしても、ほぼ不可能に近い。

ところがノルウェーは全く逆で、国をあげて、政治的に目覚めさせる学校教育を行っている。それが、スクール・エレクション(skolevalg)と呼ぶプロジェクトである。牧山議員のいう「若い人たちが、『自分のために決める』という流れ」を、ノルウェーは長い年月をかけてつくってきた。

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スクールエレクションは、実際の選挙の1週間前に、選挙があるたびごとに行われる。強制ではないが、全国の高校の8割が参加する。

企画主催はそれぞれの学校の生徒会だ。場所は、学校の体育館。その学校のある選挙区の全政党の候補者または代表を招待する。ほぼ全政党の候補者が学校にやってきて、選挙公約を披露する。生徒は質問する。その何日か後、学校ごとに実際の投票所と同じようにしつらえた投票所で投票する。結果は集計され、全国の高校生の投票結果がメディアで発表される。

上の写真は、スクールエレクションを大々的に報道するノルウェー紙。中央は、女子高校生が政党代表に教育政策を質問している。見出しは「タフな質問、拍手喝さい」。

◆ノルウェーは今日、スクール・エレクション
http://frihet.exblog.jp/16817311/
◆スクール・エレクションの結果、労働党大躍進
http://frihet.exblog.jp/16821723/
◆ノルウェー選挙:スクール・エレクション
http://frihet.exblog.jp/12283146/
◆世界一民主的な国
http://frihet.exblog.jp/19256560/

c0166264_2228698.jpgノルウェーのスクールエレクションについて詳しく知りたい方は「政治をタブーにしない教育」(明石書店『ノルウェーを変えた髭のノラ:男女平等社会はこうしてできた』)
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by bekokuma321 | 2013-05-15 18:50 | ノルウェー