バングラデシュ、劣悪な労働とグローバライゼーション

バングラデシュの縫製工場崩壊による死者は800人に上った。

「ブルームバーグ」のニュースは、バングラデシュの縫製工場で働く女性たちを、貧困社会に関連づけて、丁寧に報道する。以下、要旨。

c0166264_19555381.jpg●バングラデシュの15歳から30歳までの女性の12%が、縫製工場で働く。なぜなら給料は、他の産業よりも平均13%上回るから。
●工場主は、男性よりも女性を優先的に雇う。理由は、2つ。針仕事が得意であり、何よりも従順だから。
●調査した988人の労働者のうち約70%が上司から言葉による暴力を受け、40%以上が殴られたことがあった。
●上司は男性であり、部下は女性。女性労働者へのセクシャル・ハラスメントは日常茶飯事。3人に1人が、上司から触られたことがあった。ノルマを果たさないと何時間も強制的に立たされた。
●3人に1人は、同僚の前で裸になることを強制されるなどの辱めを強制された。
●半数以上の女性が、法で定められた100日の出産休暇の許可をもらえなかった。
●妊娠女性は出産のギリギリまで働かせられ、赤ん坊の命の危機に見舞われ、さらには出産後に解雇されることがよくある。

それでも、縫製工場で働く女性は後を絶たない。貧しい地方で、生計をたてていたバナナ売りが成り立たなくなり、ダッカに出てきて、工場で働き始めた25歳の女性は、かろうじて命だけは助かった。しかし、彼女は崩壊したがれきに挟まれ、両足を切断された。彼女の名はパキ・ベグムPakhi Begum、5歳の娘アデュリAduriを家に1人残して、15時間も毎日働かなければならなかった末の悲劇。

バングラデシュに縫製工場を持つ世界企業は、「ユニクロ」、イトーヨーカ堂「L& Beautiful」、「Gap」、「ZARA」、「H&M」、「IKEA」など、など。

国際労働機構ILOよ、国連UNよ、グローバル企業たちよ、彼女たちの悲鳴を聞け!


◆Begum Losing Legs Is Bangladesh Women’s Faustian Bargain
http://www.bloomberg.com/news/2013-05-06/begum-losing-legs-is-bangladesh-women-s-faustian-bargain.html
◆Hun mistet begge bena da Rana Plaza i Bangladesh kollapset
http://www.aftenposten.no/nyheter/uriks/Hun-mistet-begge-bena-da-Rana-Plaza-i-Bangladesh-kollapset-7196148.html
◆Bangladesh rescuer: 'I cut off limbs to save lives'
http://www.bbc.co.uk/news/world-asia-22384529
◆バングラデシュ、工場崩壊と働く女性
http://frihet.exblog.jp/19922044/
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by bekokuma321 | 2013-05-09 19:06 | アジア・アフリカ