ノルウェー保守党党首の人気上昇

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9月になって、ノルウェーのメディアは、国民がどの政党を支持するかの世論調査を大きく報道しはじめた。

それによると、現首相である労働党党首イェンス・ストルテンベルグ(写真右)の人気が下降気味だ。一方、保守党の党首エルナ・ソルベール(左)の人気はいつになく高い。

保守党のノルウェー語は「ホイエ 右翼党」だ。日本の自民党にあたる。でも、保守党は、福祉政策や平等政策に関しては、日本の民主党より理解があるような気がする。すでに1991年、女性を党首にした。

労働党と連立政権を組む中央党も左派社会党も支持が下がり続けていて、ともに4%ちょっとだ。この調子だと、保守党党首のエルナが首相になるかもしれない。すると、グロ・ハーレム・ブルントラント以来、同国史上2人目の女性首相の誕生となる。

ノルウェーの選挙ニュースを読むと、国政選挙が近いのかと思ってしまう。しかしそうではない。選挙は、まだ1年も先だ。

ノルウェーには解散がない。国会議員は任期4年をまっとうする。2009年に選挙があったので、次は2013年だ。投票日は憲法で9月第2月曜日と決められている。議案審議のため2院制となっているが、選挙は日本の衆議院議員にあたる1院のみだ。

政党中心の完全比例代表制をとるため、選挙キャンペーンは政党の政策中心に闘わされる長期戦だ。

投票日の半年前に「県の候補者選定会議」で政党のリスト(候補者名簿)を選挙管理委員会に提出しなくてはならない。

順番としては、まず各市の「市の政党会議」でリスト候補を決めて、それが「県の候補者選定会議」にあげられる。つまり、今頃から、各政党内で「私も出ようかしら」「彼・彼女が国会議員に出てほしい」というような自薦他薦がスタートする。リストは、性、居住地、職業、年齢などに偏りのないように作ることが理想なので、どの党もスンナリは行かず、時間がかかるようだ。国会に女性議員が約40%を占めるのは、このリスト作成段階で政党がクオータ制を守っているからだ。

クオータ制が実行されているため、メディアの政治面には女性の顔が満載だ。日本の政治風景とはずいぶん異なる。それだけではない。いつ解散があるかわからず、それしだいでいつ選挙かわからない国の選挙制度とは、本当に違う。

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■Rekordmange vil ha Erna som sjef
http://www.nrk.no/nyheter/norge/1.8274075
■Blå kjempeledelse ett år før valget
http://www.nrk.no/nyheter/norge/1.8311243
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by bekokuma321 | 2012-09-06 17:59 | ノルウェー