女性ゼロ議会訪問記:愛知県豊根村

c0166264_1121034.jpg酷暑の8月20日(月)、愛知県の「女性ゼロ議会」のひとつ豊根村に向かった。ここは、名古屋の大曽根駅から車で、愛知県、長野県、静岡県の境界の地だった。

豊根村の女性議員は昭和50年から54年に1人いただけで、ここ33余年もの長きにわたって、女性議員はゼロである。

村の議会は、見るからに立派な議場だった(写真上)が、ここが男性だけに占領されているのかと思うと、その不条理に怒りを覚えた。

村役場は、人口1317人の村とはいえ、広い敷地に、洋風赤レンガ作りの大きな美しい建物だった。役場すぐ近くにはごく普通の農家が点在し、和洋異質な風景のように感じた。

豊根村は、富山村と平成17年吸収合併したばかりの、新しい村である。愛知県最高峰の標高1415mの茶臼山、1級河川の天竜川、そして佐久間ダム、新豊根ダムをかかえる。

c0166264_115043.jpg伊藤実・村長と、伊藤浩亘・総務課長が対応してくれた。事前にアンケート依頼していたので、村の資料一式揃えての歓迎だった。伊藤村長は、村おこし、地域おこしに、やる気満々に見えた。観光、交流人口の増大による経済発展を、村一番の方策とし、茶臼山を拠点として、ブルーベリーの栽培、加工販売、芝桜の丘などにとりくんでおられる。

こうした観光業には女性の視点が欠かせない。伊藤村長も女性の参画を願ってはいた。高齢化率は44,3%。村の女性職員は10人で、保健所の所長と、係長1名が女性管理職であった。

村長によると、世代交代が進んできているので、3年後の次回選挙くらいには、女性候補が出てきてくれるのではと希望を語った。

愛知県の女性ゼロ議会は、阿久比町、飛島村、豊根村の3箇所。阿久比町、飛島村は調査訪問済みだ。今回、「女性ゼロ議会」をなくす運動体の新メンバー岡田夫佐子さんと私2人が豊根村を訪問したことによって、愛知県内ゼロ議会訪問調査は完了した。

これまで、女性ゼロ議会を探し、面会要請をし、実際に出向いて対話をしてきた。今回の豊根村は、名古屋の大曽根駅から車で3時間のドライブだった。これでわかるように、訪問は、簡単ではない。

こうした活動が女性議員の誰もいない自治体の変化につながってほしい、と願いつつ、また明日もがんばろう!

勝又 みずえ (全国フェミニスト議員連盟 ゼロ撲キャンペーン担当)


◆女性ゼロ議会の愛知県阿久比町、飛島村を訪ねて
http://frihet.exblog.jp/13039730/
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by bekokuma321 | 2012-08-30 11:12 | その他