埼玉県女性ゼロ議会「羽生市」を訪問

c0166264_1311251.jpg8月23日、埼玉県の女性ゼロ議会、羽生市に出かけた。市レベルでは、埼玉県で唯一つ残ったオール男性議会だ。

頭もからだも溶けてしまいそうな熱射の昼下がり。ちょっと車を出てから戻った車内は38度に届く勢いだった。

羽生市の人口56000人。女性は28000人。その代表が誰も議会にいないという。市庁舎を視察後、面会場に指定された「羽生市女性センター:パープル羽生」に向かった。

応対したのは、市役所から車でやってきた羽生市の田沼利之総務部長、今西和雄人権推進課長、田中幸子男女共同参画係長の3名。こちらは、全国フェミニスト議員連盟女性ゼロ議会撲滅チーム。

c0166264_1313076.jpg「土地柄」「農業の多い地域性」が、女性議員誕生を阻んでいるということだった。女性の候補者も少なく、前回1名立候補したが、当選にいたらなかったという。

羽生市は女性ゼロ議会が10年も続いている。その事実が、市として問題になったことは一度もなかったようだ。市の女性センターもあり、男女共同参画の行動計画もあり、国立女性教育会館(ヌエック)もそう遠くないところにあることが、皮肉にさえ感じられる。

そして、田中幸子男女共同参画係長は、「ヌエックには行ったことがありません」と言った。埼玉県に残る2つの「女性ゼロ議会」 のひとつ、東秩父村の女性職員もそうだった。

c0166264_13143270.jpg部長は、男女平等推進に強い認識を持っており、今後、羽生市にある政党支部の人たちと対話をしながら、女性候補者擁立を話題にしていくことを約束してくれた。

また、同行した矢澤江美子さん、勝又みずえさんの要望をさかんにメモをとっていた。以下はその一例。

「市役所玄関の目立つ所に、女性の裸体像が置かれていた。芸術・表現の自由にとやかくいうものではないものの、女性はこういうものという観念をうえつけかねない。そうした観点から、アート作品の公的施設への設置について、見直したほうがいいのではないだろうか。実は、市役所前には男性議員の立派な髭の銅像が置かれていた。男性は著名な議員、女性は名もなき裸体像・・・これでは」

c0166264_13185798.jpgさらに、今、羽生市あげてキャラクターをつくって観光資源に工夫しているが、そのキャラクターは、これまでの男女の固定的役割そのままのものが見られた。

たとえば、しらさぎは、上品で清楚な女性のイメージをだぶらせて「しらさぎ婦人」と名付けられている。しらさぎのメスにそのような特徴があるとも思えないので、思わず笑ってしまった。


c0166264_1332244.jpg(1) ムジナもん
(2) いがまんちゃん
(3) ザリガニ博士
(4) イナゴージャス
(5) いたっち
(6) しらさぎ婦人
(7) フナどん
(8) ムジナ三五八
(9) ムジナいが
(10) ムジナあんびん


■埼玉県八潮市議矢澤江美子通信
http://diary.e-yazawa.her.jp/?eid=875426

追記
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毎日新聞埼玉版2012・8・28
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by bekokuma321 | 2012-08-24 23:00 | その他