ノルウェーのメダリストは教員

c0166264_036324.jpgオリンピックのフェンシングで銀メダルをとったバルトシュ・ピアセキーはノルウェー人だ。

25歳の彼は、世界ランキングで自分より上の選手たちを次々に破って決勝へ。ベネズエラに敗れたものの、「銀メダルは僕にとって金のようです」と手放しで大喜び。ノルウェーがフェンシングで銀メダルをとったのは初めてだという。

c0166264_0334915.jpg8月15日、たまたまノルウェーにいた私は、ロンドンから帰国した彼についての短いテレビニュースを見た。

バルトシュ・ピアセキーは、中学校の数学の教員だ。自分のクラスに戻って、授業の合間にメダルを見せた。女生徒たちは、触ったり、首にかけたり・・・。だが、生徒の多くは、先生に羨望のまなざしを向けてるわけでもなさそうなのが、おもしろい。

日本の教員の時間のなさを知る私は、テレビを見ながら、「日本で中高の教員が、勤務の後、スポーツクラブで練習を続けることなど、まず無理・・・」などと思った。

c0166264_0341714.jpgその後、彼は、持参したチョコレートケーキに自らナイフを入れて、使い捨ての紙のお皿により分けて、生徒たちにプレゼント。教室の中で、生徒たちは、先生からもらったケーキをおいしそうに食べていた。

働きながらオリンピック選手は多いだろう。でも、こんなにもすぐ職場復帰し、ごく普通に仕事をするメダリストの姿を見たのは初めてだ。

バルトシュ・ピアセキーは、名前から想像できるようにポーランドからの移民だ。子どものころ、ノルウェーに移住したのだという。多くの国々から数多くの移民が住み、教員や議員など日本では考えられない職業についているのも、ノルウェーの特色だ。

http://www.bartoszpiasecki.com/index.html
http://www.bygdofekting.no/
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by bekokuma321 | 2012-08-21 00:44 | ノルウェー