大物アメフト監督の性暴力と大学側の責任

BBCによると、子どもへ性犯罪の罪で有罪が下ったジェリー・サンダスキー(Jerry Sandusky、有名なアメフト監督)に関して、米ペンシルバニア州ペン大学側の責任が厳しく指弾された。

前FBI長官は、「ペン大学の学長、副学長、故ジョー・パターノ監督など最高権力の座にある人たちは、サンダスキーの犠牲になった子どもたちを守るため、何らの対策もとらなかった」と強く非難した。(Louis Freeh's report)

ジェリー・サンダスキーは、6月の公判で、立件されただけでも45件の子どもへの性的虐待で、有罪となった。

彼は、1998年、性犯罪被害者からの証言が出、1999年大学を引退した。しかし大学側は、彼を名誉教授にし、実質的には、引退後も大学に出はいり自由の身だった。

彼は、ロッカールームやシャワールーム、自宅の地下室などで、子どもたちに性暴力を繰り返したとされる。養子にした子どもたちや、自分が運営する恵まれない家庭の少年のための慈善団体(The Second Mile)の子どもたちまで、虐待していたとされている。その慈善団体は、ブッシュ大統領が賛美していた。

相手の意志に反した性的接触・性交は性暴力である。性暴力は個人の尊厳をずたずたにし、癒えることのない精神的傷を与えることが多い。ましてや、被害者は子どもたちである。

なぜもっと早く被害者を守るすべをとれなかったのか。10年以上にわたって性暴力が続けられていた背後には、“大物”に対する当局の甘やかしがあったことは否定できない。

◆Penn State blamed over Jerry Sandusky sex abuse
http://www.bbc.co.uk/news/world-us-canada-18817095
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by bekokuma321 | 2012-07-13 11:17 | USA