自信を持って輝くために:『女たちのパワーブック』を読んで

c0166264_20392623.jpg自信を持って輝くために:『女たちのパワーブック』(ノルウェー労働党女性局編、かもがわブックレット)を読んで

自分の意見が言いにくい、目上の人が多いと余計に緊張する、聞き役に徹している。そんな自分、どうしたものかと思っていた時に出逢ったのが、『女たちのパワーブック』でした(注)。

この本は、「自分の意見をなかなか伝えられない」私を育んだ背景に、社会的・文化的な性差別があると気付かせてくれました。

そもそも、女性/男性はこうあるべきという考えが多くの人の中に刷り込まれているのだと思わせられました。私は今まで組織の中で、女性ということで差別を受けた記憶はないと思っていた私には、新鮮な驚きでした。

社会経済状況の変化で、女性の生き方が多様化しています。働く女性が増える中、国は、男女雇用機会均等法や男女共同参画社会基本法など法を制定はしてきたけれども、実際はまだまだ男性中心です。

世の中には女性・男性同じくらいの数がいるのに、組織や政治の場はなぜ男性が多いのでしょうか。特に政治の場は、暮らしに関わる様々な事を議論し決定していく場なのだから、女性も男性も同じ位いるのが本来あるべき姿なのではないのだろうか。私は、政治の場にこそ、もっと女性が関わって声を届けていかなければならないと、思います。

『女たちのパワーブック』は、女性の政治参加の重要性をテーマに書かれた本です。でも、それだけでなく、「女性が自信を持ってやりたいことを実現していく為に」そして「対立ではなく意思疎通と協力によって物事を進めていく為」などの記載が多く、職場、組織、日常生活を送る上でも役立つヒントに溢れています。

この前、『女たちのパワーブック』に書かれていた「私は~アプローチ」をさっそく使ってみました。今までのやり方だと対立が生まれていただろう場が、険悪な雰囲気になることなく、うまく回ったのです。「モノは言いよう」を体感できた良い経験となりました。

性別で差別されることなく、全ての人が自信を持って輝くために、目標に向かって頑張っている皆さんに読んで欲しい一冊です。

東京都小金井市 坂井えつ子 (2012.6)

【注】ノルウェーの最大政党である労働党の女性局が、女性議員を増やすために党内での研修や訓練のために作成したマニュアル本。日本向けにダイジェストされている。
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by bekokuma321 | 2012-06-12 20:42 | その他