「慰安婦」写真展、ニコンが中止

c0166264_0285726.jpg「慰安婦」写真展が、突然中止になった。

写真展は、「重重 中国に残された朝鮮人元日本軍『慰安婦』の女性たち」。撮影者は、名古屋市在住の韓国人写真家、安世鴻(アン・セホン)さん。

場所は、新宿ニコンサロン(東京都新宿区)。期間は、6月26日から7月9日までーーー今年1月に決定していた。PRポスターやハガキも完成していた(写真)。

中止を決定したのは、会場を運営するニコン。6月4日の毎日新聞によると、ニコンは「中止の理由は『諸般の事情』以上でも以下でもない」と説明している。

ニコンサロンは、新宿や銀座、大阪にある。展覧会は、ドキュメンタリー写真を中心にした質の高い展示で知られる。

応募作の中から運営委員が選抜し、ニコンが決定する。運営委員は写真家や評論家ら5人。委員会を隔月で開催し、展示予定の写真50枚程度を見て多数決で選んでおり、競争率は10倍を超えるという。

委員会では安さんの作品について、疑問の声は上がらなかった。委員によると、開催が決定した展覧会の中止は異例という。

安さんには5月22日にニコンから電話で中止の連絡があった。「理由の説明もない中止決定は納得できない」として翌日、説明を求める書面を出した。た

安さんとともに展覧会を準備してきた市民グループ「重重プロジェクト」のメンバーは、「国内で考え方の分かれる『慰安婦』というテーマについて、表現の機会が奪われた。ニコンからは説明もなく、理解できない」

新宿ニコンサロンのサイトには、次の短文が掲載されている。

6/26 (火) ~7/9 (月)
【写真展中止のお知らせ】安世鴻写真展は諸般の事情により中止することとなりました。関係各位の方々にご迷惑をおかけしたことを心からお詫び申し上げます。

産経新聞によると、インターネット掲示板には「ニコンに不買運動をすべきだ」「抗議電話をして売国行為をやめさせよう」などと、威嚇的な投稿が相次いでいたという。そうした圧力に、ニコン側が屈服したのだろう。

こうした排外主義のネット攻撃を支える右翼的政治団体がある。この人たちは、男女平等や、外国人との融和を嫌う。陰湿で横暴な組織的圧力で、講師はずし、平等政策つぶしをしては快哉を叫ぶ。

写真家の安さんらは、経緯の説明と展覧会の開催を求めて法的措置も検討しているという。泣き寝入りしては、こうした人たちはエスカレートする。

同じような圧力に屈した雇用者によって、私は働く場を奪われた。しかし、提訴して最高裁まで行き、勝利した。詳しくは『バックラッシュの生贄―フェミニスト館長解雇事件』(旬報社)。大変だと思うが、闘ってほしい。

ニコンサロンの運営委員
•江成常夫(1988年 - )
•土田ヒロミ(1992年 - )
•大西みつぐ(2000年 - )
•ハナブサ・リュウ(2001年 - )
•菅洋志(2001年 - )
•大島洋(2004年 - )
•伊藤俊治(2003年 - 、ゲスト運営委員)

関連サイト
http://blog.goo.ne.jp/harumi-s_2005/s/%B0%C2%C0%A4%B9%E3
http://juju-project.net/
http://blog.goo.ne.jp/gekkan-io/e/42f2ca0e3ff867461beffb641a976275
http://frihet.exblog.jp/18072505/
◆In New Jersey, Memorial for ‘Comfort Women’ Deepens Old Animosityhttp://www.nytimes.com/2012/05/19/nyregion/monument-in-palisades-park-nj-irritates-japanese-officials.html
(米ニュージャージー州Palisades Parkには、「慰安婦の碑」がある。そこに今年、5月1日、6日の2度、日本人の訪問団があった。目的は、「慰安婦の碑」の撤去だった。6日は、自民党の国会議員4人。しかし、当局は撤去の要望を拒否した。偉い! 別の情報によれば、撤去させるためアメリカまで飛んだ議員団は「古屋圭司、竹本直一両衆議院議員、山谷えり子、塚田一郎両参議院議員」。4人は日本会議に属する。Palisades Park市の市長、助役、市議会議長らと2時間ほど会談したという)
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by bekokuma321 | 2012-06-08 00:30 | その他