フランス「パリテ内閣」、「女性の権利省」誕生

c0166264_10145199.jpgフランスに、久しぶりの社会党大統領が誕生した。そのオランド大統領を支える新内閣閣僚が発表された。

5月16日、フランスの女性団体は、フランスの歴史初の「パリテ内閣誕生」と、「女性の権利省の新設」を歓迎した。

この2大テーマは、「フェミニズム運動」という名で、女性団体が連帯して強く要請してきたもの。「パリテ」は男女半々という意味。憲法改正によって、その確保がうたわれている。

しかし、「あえてフェミニズム」という女性団体などは、34人中女性17人の「パリテ内閣」を祝ったものの、法相クリスティーヌ・タウビラを除き、女性閣僚は、いわゆる女性的分野とされてきた省にかたまっていることを、批判している。

さらに、同女性団体は、ただちに、こう女性たちに呼びかけた。

「オランドは、男女平等推進に40項目を約束した。今後、男女平等が、遅滞なく、確実に推進されるよう、何週間も何カ月も、目をこらして監視していこう!」

首相はジャンマルク・エロー。外務相はローラン・ファビウス。財務相は、ピエール・モスコヴィッシ。しかし、社会党党首であり、党内でオランドと大統領候補を競ったマルティーヌ・オブリ(女性)は大臣就任を拒否した。彼女は社会党の党首は続行するという。

女性の権利省は、フランス語でMinistre des droits des femmes 。「女性の権利」という端的でわかりやすい言葉だ。

c0166264_054049.jpgそして、その輝く言葉を冠した「省」を獲得するまでがんばってきたフランス女性団体の運動に、心から敬意を表する。

それにオランド大統領の私生活にも注目したい。彼のもっとも近いところにいる女性はフェミニストだ。現パートナーは事実婚のジャーナリストで政治分野に精通している。彼の元パートナーは、前回大統領選でサルコジに負けた社会党初の女性大統領候補マリー・セゴレーヌ・ロワイヤル。そのときも、2人は事実婚だった。ロワイヤルの大統領選最中に、オランドと現パートナーとの仲がバレ、ロワイヤルは「出ていけ」と彼を追い出した、と報道されている。彼は、“強い女”たちと親密な関係を築いてきた男性なのだ。

■French PM Jean-Marc Ayrault names new government
http://www.bbc.co.uk/news/world-europe-18084978
■Osez le féminisme ! salue la nomination d’un gouvernement paritaire et d’une Ministre des droits des femmes : nous attendons désormais des actes.http://www.osezlefeminisme.fr/article/osez-le-feminisme-salue-la-nomination-d-un-gouvernement-paritaire-et-d-une-ministre-des-droi
■Féministes en Mouvements
http://ellesprennentlaparole.blogspot.jp/
■Un gouvernement paritaire et élargiUn gouvernement paritaire et élargihttp://www.slate.fr/france/56269/gouvernement-ayrault-paritaire-elargi

◆ノルウェー内閣またしても男女半々
http://frihet.exblog.jp/12715338/
◆フランス社会党党首選、2女性で決選投票
http://frihet.exblog.jp/10182669/
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by bekokuma321 | 2012-05-17 09:58 | ヨーロッパ