すべて実名で書かれていることも大事だ――『バックラッシュの生贄』を読んで

c0166264_131365.jpg三井マリ子+浅倉むつ子 編著『バックラッシュの生贄ーーフェミニスト館長解雇事件』の感想を紹介する。

今回は、ジェンダーに関する著書の多い伊田広行さん。伊田さんは、三井館長排斥について豊中市に抗議文を送ったところ、豊中市は、直接会って説明したいと言ってきたので会ったら・・・(本書p160)。

■■ すべて実名で書かれていることも大事だ ■■

この事件は、行政と対決する面や、バックラッシュの空気もあったので、初期から三井さんの闘いにかかわらない選択をした人がいました。行政からの「仕事」が減るのではと思ったようです。

バックラッシュに加担してしまう生き方をするかどうかで見れば、どこに自分が立つべきか、わかるものです。しかし、ジェンダーフリー、ジェンダー等の言葉を使うことさえ自粛していく人たち。そういう中、三井さんの側に立つことを選んだ人たちがいて、その闘いは結局「勝利」しました。

この事件のことがわかる本です。関係者がすべて実名で書かれていることも大事な点です。

大逆事件に多くの知識人が沈黙したことを思い出します。戦争中に、非戦論を言うことはなかなかできないものですが、幸徳秋水や堺利彦は声を出しました。

伊田 広行(「ユニオンぼちぼち」副委員長)
ソウル・ヨガhttp://blog.zaq.ne.jp/spisin/

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http://frihet.exblog.jp/17916127/
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by bekokuma321 | 2012-05-14 19:35 | その他