バックラッシュに勝つための「手引き書」――『バックラッシュの生贄』を読んで

c0166264_131365.jpg 4月、三井マリ子+浅倉むつ子 編著『バックラッシュの生贄ーーフェミニスト館長解雇事件』が出版された。

その読後感を、おひとりずつ紹介していく。 バックラッシュとは、男女平等の流れを逆流させようとする動き。今日は、裁判を支援して下さった岸和田市民から。


■■ バックラッシュに勝つための「手引き書」 ■■

5月1日のメーデーの日に、三井マリ子さん・浅倉むつ子さんの新刊『バックラッシュの生贄』を読み終えました。

「提訴する」と三井さんが決めたので、大阪クレオに集まった日のことや、訴状を大阪地裁に提出しに行った日のこと、中之島公園を横切って裁判所に行った暑い日、寒い日のことを思い巡らしました。

1審の敗訴判決が出された時には、落胆したのではなく、心底からの「怒り」が湧き出てきて、私の胸の中に満ち溢れました。「このままでは引き下がりたくない!!」と、高裁への控訴を求めたい気持ちが充満していました。それを原告が、更なる大変な状況を覚悟しつつ、支援者との連帯+連携を信じて控訴を決意した、と思っています。

1審のひどい判決を出したあの時の裁判長の表情や、被告席側に座っている豊中市側の弁護士さんたちの表情が浮かびます。豊中市側の弁護士3人は、自分たちの方が勝つのだと分かっていたかのような余裕綽綽で、何となく裏側で繋がっているのかもしれないと疑ってしまった、あの日の法廷内の状況や、判決後に豊中市側が勝ち誇った顔をしていたことなどをも、また思い出しながら読みました。

読み終えた時には、バックラッシュ勢力に打ち勝つための「手引き書」になる本だ! と思いました。

今、私の住む岸和田は、小篠綾子さん物語「カーネーション」が高視聴率だったので、市内に観光客が増え、以前よりも少し賑わっています。市長も現在のところ、女性センターを消滅させるような考えはしていないようです。でも、「だんじり祭り = 男尊女卑のシンボル」なんだという理解など、ほとんど誰もがしていない市なので、難儀な所です。この先々は、可能な限り 自分の目と耳で、男女平等に反するバックラッシュ的動きを見張っていなくてはと思っています。


小林 知津(岸和田市民)


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by bekokuma321 | 2012-05-06 13:42 | その他