「営業ウーマンの逆襲」リコー子会社のセクハラ・パワハラの730日

「営業ウーマンの逆襲」に参加した、皆川りうこさんから、報告が届きました。
c0166264_191724100.jpg


===報告 リコー子会社のセクハラ・パワハラの730日===

4月6日、東京ウイメンズプラザにて、セクハラ・パワハラ被害者側が加害側の会社から解雇された事件の報告会がありました。

パネリストは、当事者夏井香織さん、弁護士滝沢香さん、早稲田大学院教授浅倉むつ子さん、バックラッシュ裁判元原告三井マリ子さん。司会は、働く女性の全国センター代表の伊藤みどりさん

■事件の概要
夏井さんは、リコー子会社で営業職唯一の女性社員。希望を抱いて転職した夏井さんは、上司や同僚から度重なるセクハラ、パワハラを受けます。男性社員との差別的な待遇。無視、いじめ、言葉の暴力。本人に知らせずに職位を変更しておいて、それを知らずに時間外勤務したら、「残業代の横領犯」呼ばわり。

夏井さんは精神的ストレス、身体的不調をきたすようになります。ところが、会社は、ハラスメントの被害者夏井さんに解雇通告を宣告。そのあげくに夏井さんの現金など私物を奪い、未だに返還していません。

夏井さんは、解雇無効及び会社の不法行為について裁判に訴えました。しかし、「一つ一つは、勘違いの範疇に属する」「労働者の愚痴にすぎない」とされ、請求は棄却されました。現在、夏井さんは、判決の非常識さや異常さを明らかにするために、上告する準備をしています。
(全文は左下Moreをクリック)



■パネリストやフロア発言から
滝沢弁護士は、裁判官のひどさを指摘しました。終始落ち着かず人の話しを聞かない、企業側の立場にたつことで悪名高い裁判官だそうです。

意見書を出した浅倉教授は、解雇の法的効力、不法行為責任など多くの問題点があると語りました。厚労省の円卓会議は、この3月にパワハラ防止の基準を提言したばかりで、夏井さんのケースはこれに水をさす結果だとも。

夏井さんは、ハラスメントの生々しい実態を語りました。三井さんは、闘うためには差別を受けた側の断固とした決意が必要であること。弁護士、学者、支援者の3者の連帯によって勝てたと実体験に基づいて話し、夏井さんへの支援を呼びかけました。

JAL元社員から、ILOに訴えた際「日本はミャンマー以下」と言われた、日本は条約に批准するなど外面は良いが、国内の法整備が遅れていると、発言がありました。

■これからの夏井さん
この事件は、三井マリ子さんが7年間の闘いの後、最高裁で勝利した豊中市の館長解雇事件と同質です。「強い人事権のある雇用主は、労働者の尊厳を傷つけないよう職場環境を整える義務」があるにもかかわらず、傷つけられた労働者が首になったのです。

夏井さんの苦悩と闘いを無にしないためにも、一人でも多くの方が夏井さんを支援していくことが重要ではないかと思いました。

 皆川りうこ(国分寺市議会議員)
[PR]
by bekokuma321 | 2012-04-10 19:03 | その他