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米国会議員、フードつきジャージになって抗議

米国会議員、フードつきジャージになって抗議_c0166264_20281823.jpgボビィ・ラッシュ議員の映像がCNNで全世界をかけめぐっている(↓をクリックすると動画が見られる)。

米フロリダ州で2月、17歳の黒人少年トレイボン・マーティンが徒歩で帰宅中、自警団に射殺された。その事件をめぐって、下院議員のボビィ・ラッシュ(民主党)が、国会の議場で、からだをはって「人種差別的プロファイリングをやめよ」、と訴えた。

演説しながら、まず彼は、背広を脱いだ。下に着ていたグレーのジャージが表れた。ジャージのフードをかぶった。次にそれまでの眼鏡をサングラスに変えた。こうして、彼は、トレイボン・マーティンが射殺されたときと同じ格好になったのである。

そのあたりで、議長(共和党)から、「議場において帽子をかぶることは禁止されている」と、制止された。

フードつきジャージにサングラスは、トレイボン・マーティンが射殺された際の服装。自警団のジョージ・ジマーマンは、トレイボン・マーティンを見て、「挙動不審だったから、後をつけた」という。その後、口論になったと主張。彼は正当防衛だとして逮捕されていない。

ボビィ・ラッシュは、黒人市民権運動組織「ブラック・パンサー」設立にも参加した、市民運動家。イリノイ州選出の国会議員。

女性議員も、議場でこのくらいのパワフルな訴えをしないと、多くの人に届かないかもしれない。

■Lawmaker wearing hoodie removed from Housefloor
http://edition.cnn.com/2012/03/28/politics/congressman-hoodie/
(国会で、上着を脱ぎフード付きジャージ姿でサングラスをかけるという抗議スタイルは、一見の価値あり)
by bekokuma321 | 2012-03-29 20:22 | USA