石牟礼道子

ETV特集 「花を奉る 石牟礼道子の世界」を視聴した。

石牟礼道子。日本のもっとも誇れる女性だ。3.11東北大震災・福島原発事故のあと、多くの人が思いだしただろう『苦海浄土』。効率を求めてひた走ってきた日本が、産み落とした病。それが水俣病。その地獄を書きつづった作品が『苦海浄土』だ。

福島県原発立地地域とその周辺。原発によって発展した町、村。水俣病を発生した水俣市もそうだった。チッソによって発展した企業城下町。住民のほとんどがチッソと関係を持っていた。

2009年、水俣病の特別措置法が成立。政府は最終解決をめざし、未認定患者に一時金と療養手当を支給することを決めた。

一時金は、わずか210万円。しかもこの一時金は「収入である」とされ、生活保護の支給を受けられなくなっているケースが多発。パーキンソン病をわずらいながら、石牟礼道子は怒る。

胎児性水俣病患者たちは、50代となった。車椅子に乗った石牟礼は、車椅子の胎児性水俣病患者を訪問する。患者に、なぐさめされ元気づけられ、「私のほうが、あんたたちから・・・」と、石牟礼は涙をぬぐう。

福島原発事故で、放射能をあびた子どもたち、胎児の50年後は、どうなるのか、それにこの国はどう対処するだろうかーー。

石牟礼道子は、まだ書き続ける。
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by bekokuma321 | 2012-02-27 01:12 | 紛争・大災害