シーリ・ビェルケ

ノルウェーから届いたニュースは、働き盛りの女性2人が他界したことを報道している。一人は世界の人気者ホイットニー・ヒューストン。もう一人はシーリ・ビェルケ。ノルウェー労働党党員で、環境大臣を務めたことがある。

ホイットニー・ヒューストンはテレビや映画での人だが、シーリ・ビェルケには、オスロで2度直接取材したことがある。

私が、女性議員を増やす方策のひとつクオータについて興味を持って調査していた、20年ほど前のことだ。

シーリ・ビェルケは、オスロの労働党国際部で働く職員だった。彼女によると、1970年代から労働党内で女性党員がクオータ制を求めていて、1980年代にやっと労働党内の規則にクオータ制を導入させたのだ、と、その経緯を、私に教えてくれた。

彼女の発言を、三省堂から出版した『桃色の権力』(三井マリ子、1992)に写真入りで紹介した。すでに本書は絶版だ。

2010年、明石書店から出版した『ノルウェーを変えた髭のノラーー男女平等社会はこうしてできた』で、クオータ制が成立した経緯をまとめた。そのなかで、日本の読者にわかりやすく解説した彼女の発言を、もう一度、詳しく登場させた。

ノルウェーのニュースによると、シーリ・ビェルケは癌によって亡くなったらしい。心からご冥福をお祈りする。

■Siri Bjerke er død
http://www.nrk.no/nyheter/norge/1.7993573
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by bekokuma321 | 2012-02-13 13:23 | ノルウェー