スウェーデン社民党は“おやじ政党”

c0166264_11581452.jpg「にがにがしく思っています」

スウェーデン社会民主労働党の党首だったモナ・サリーンは、さきごろの社民党のスキャンダルに対してこうコメントした。ノルウェーのNRKニュース。

スウェーデン社民党は北欧社民主義の“兄貴分”だ。ところが、人気の凋落にはどめがかからない。最近では、社民党の党首ホーカン・ユールホルトHåkan Juholtが影の内閣外務相に任命したアーバン・アーリンに反対の声が党内からあがった。批判したのは、社民党女性部(英語はfeminist faction)。彼はセクシュアル・ハラスメントをした事実があり、そのような男性にトップの地位はふさわしくないと主張した。

その後、その党首自身が、パートナーと住む住宅手当の不正受給していたことが発覚。彼はすぐ返金して「党から強く支持されている」と党首続投を表明した。しかし、結局、先月末、辞任に追い込まれ、元溶接工のステファン・レヴェンが新党首に就任した。

その社民党初の女性党首だったサリーンに、近頃の党内問題を語らせたのはノルウェーのNRK。

サリーンは、以前、私用のクレディット・カードではなく公用クレディット・カードで、チョコレートを買ったスキャンダルで大騒ぎされ、党首の座が遠のいた。のち党首に就任したものの、2010年の国会議員選挙後、敗北の責任をとって党首の座を去ることに。党に人気のないのはまるで彼女が悪いようにさんざん書かれた。

そんなサリーンは、自分の過去と、現在の事件を振り返って、こんな発言をする。

「事件が発覚しても、長く守られることがある」
「社民党は、“おやじ政党”といえる」
「社民党は、とてつもなく大きな組織であり、古い組織だ」
「スカートをはいた人に対して、どうもこの組織は合わないのではないかと思える」

自他共に世界トップの男女平等の国スウェーデン。しかし政界の内実は、やはり女性に厳しく男性に甘いようだ。男女平等は、グローバルな意識で進めるべき大問題だと思った。

■Mona Sahlin: – Jeg følte skadefryd
http://www.nrk.no/kultur-og-underholdning/1.7991248
■Juholt expected to resign as Social Democrat head
http://www.thelocal.se/38638/20120121/
■‘I feel strong support from the party’: Juholt
http://www.thelocal.se/38588/20120119/
■Sex harassment claims taint Juholt ally anew
http://www.thelocal.se/38558/20120117/
[PR]
by bekokuma321 | 2012-02-11 11:55 | 北欧