2012年2月7日、仙台高裁秋田支部で、元鷹巣町長の岩川徹さんが無罪を争っていた裁判の判決がありました。岩川さんは、執行猶予つきの有罪とされました。
この事件は、冤罪です。岩川元町長を初めからはめるためにつくられたように思える事件でした。
事件は、2009年春の北秋田市市長選でのこと。自民党の候補と市長選を闘った岩川さんは、落選でした。2009年夏、岩川さんは、公職選挙法違反容疑で逮捕されました。拘留期間は1年余り。黙秘を続けたからです。その間、お連れ合いとも会えませんでした。
そして、「岩川さんに買収された」という運転手さんの自白を元に、調書が作られ、岩川さんは罪をなすりつけられてしまいました。
運転手さんは、検察側の誘導にのって自白してしまったのです。よくあることです。その運転手さんは妻と離婚し、男手ひとつで、在宅療養をするハンディを持った息子のめんどうをみながら暮らす身でした。一時も早く、家に帰りたいという気持ちから、検察のつくったシナリオにまんまと乗ってしまったのです。
自白してしまった運転手さんは、釈放されました。そして、法廷で、彼は、「買収ではない。車の運転のアルバイト代だった」と前に言ったこと(供述調書)を翻しました。しかしながら、裁判は認めませんでした。運転手さんは1審で有罪。
彼は、真実を求め控訴しましたが、上級審も有罪でした。「買収された」とされた運転手さんへの有罪判決は確定してしまったのです。黙秘していた岩川さんの調書、何もなしに、です。
とはいえ、岩川さん側の裁判で、「買収などではない、ありえない」とする主張を認める物的証拠もいくつか出てきました。買収だという検察の主張は覆されたのです。ところが、それらの真実の証拠は採用されませんでした。
今回の判決に、お連れ合いの岩川こずえさんは、「警察も検察も、岩川に罪に陥れるために、悪意に満ちた筋書きをつくったのです。最初から岩川を罪人にしたてあげるためのものでした。無念です」と私に語りました。
人権派といわれる秋田の女性議員たちも、「支持者まわりという名の戸別訪問は、候補者なら皆やっていることだし、これは岩川さんを陥れようとしたものだと誰もわかる」と私に電話で言いました。しかしながら、検察や判決を公に批判をしてはいません。
日本の警察・検察・司法の闇をみせつけられる事件です。

■岩川・二階堂裁判
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