エジプト市民革命と女性議員1%の意味

女性はわずか1%。

エジプト市民革命後初めて行われた国政選挙の結果、女性の当選者は全体の1%にすぎなかった。

ワシントンポスト紙によれば、「ムスリム兄弟愛の自由と正義 the Muslim Brotherhood’s Freedom and Justice Party」という名の政党が最も勢力を伸ばし、47%を握った。ムバラク政権下で弾圧されてきたイスラム原理主義の政党だ。

投票は、個人投票とブロック投票があり、3段階にわかれている複雑な方式だという。個人投票で当選した女性候補は皆無。最終集計で、女性はブロック当選者の1%であるとされている。

自身のヌードを自分で撮影して、それをブログに載せ、エジプトの女性差別を告発した女性がいた。肌を見せることすらタブーの国では、命がけともいえる挑発的戦術だった。案の定「彼女はきちがいだ」という攻撃・非難があがった。

しかし、国政選挙の結果は、最大政党の名「兄弟愛」が象徴するように、彼女の告発が正しかったことを示している。

市民革命に、女性たちは体を張ってデモに参加するなど、多大な貢献をしたと報道されている(下記ブログに和訳)。しかし、これでは“市民”のなかに“女性市民”が含まれていないも同然だ。

「ムスリム兄弟愛の自由と正義党」は、女性の基本的人権をどう法律に盛り込むのだろうか。エジプトは、1981年に、国連の女性差別撤廃条約を批准し、女性に対するあらゆる形態の差別を禁止することを世界に約束した。


■Final results confirm Islamists winners in Egypt’s elections
http://www.washingtonpost.com/world/middle_east/final-results-confirms-islamists-winners-in-egypts-elections/2012/01/21/gIQAXpwbGQ_story.html
■EGYPT: VIL IKKE BESKYTTE KVINNERS RETTIGHETER
http://www.amnesty.no/aktuelt/flere-nyheter/egypt-vil-ikke-beskytte-kvinners-rettigheter

■エジプト国政選挙 女性の声
http://frihet.exblog.jp/17148109/
■エジプト国政選挙
http://frihet.exblog.jp/17147345/
■エジプト革命後の女性の権利
http://frihet.exblog.jp/17144469/
■自身のヌードでエジプト社会批判
http://frihet.exblog.jp/17143094/
■エジプト市民革命と女性たち
http://frihet.exblog.jp/15857242/
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by bekokuma321 | 2012-02-04 11:01 | 中東