自殺予防とジェンダー

今朝のノルウェー国営放送NRKは、自殺予防に成果をあげているニュースを報道する。

警察官による「自殺予防探検隊」を新しく組織し、自殺寸前の人たちを多く救うことができた町がある。

ブスケル市の2人の女性警察官は語る。

自殺者の多くは、経済的なゆきづまりの末、家族や友人を捨てて自らの命を断つ。自殺者の多くは男性だ。家族はそういう事態になっていることをほとんど知らないという。

男性は、自分の身に起きている心配を、身近にいる人に愚痴をこぼす傾向が、女性より少ない。それが絶望へと一気に進む。また、経済力がなくなった男性は、女性以上に家庭での居場所がないことも要因のひとつだ。

行方不明者の捜索、さらにはそういう男性たちの生の声を聞き出すのも重要な仕事だという。

気軽に自分の経済力以上のローンを組めるカード社会。借金地獄と隣り合わせでもある。それが家庭崩壊・家出・自殺につながる。世界で最も豊かな国のひとつノルウェーでも、同じだ。

さて、日本は自殺大国だ。学ぶべきは、ノルウェーでは、自殺問題の把握と対策に、ジェンダーの視点がはいっていることだ。国の政策がジェンダーに敏感になっていることや、警察官に女性が非常に多く雇用されていて、女性の視点が生かされていることがある。

■Har redda fleire gjeldsoffer frå sjølvmord
http://www.nrk.no/nyheter/distrikt/ostafjells/buskerud/1.7968137
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by bekokuma321 | 2012-01-26 09:29 | ノルウェー