クリスマス

読者の皆様は、クリスマスをどう迎えられただろうか。

クリスチャンではない私だが、枕元のクリスマスプレゼントという幼年時の思い出と、日本全体を覆うクリスマスムードに誘われて、ついクリスマスを特別の日として迎えてしまう。

今年は、連れ合いにノルウェーのクリスマス料理リッベRibbeに挑戦してもらった。準備に丸1日かかる豚の三枚肉料理。カリカリとした触感とお焦げの香りがたまらない。でも多くは食べられないので、近所の友人におすそ分けして喜ばれた。

ノルウェーの友人オーレ・G・ナルッドは、アーヌルフ・ウーバーランArnulf Øverland (1889 - 1968)の詩を送ってくれた。クリスマスにぴったりだと。

温かい気持ちになれる、不思議な詩だった。英訳された詩を和訳すると……。

人生にはひとつの幸せがある
悲しみに変わることのない幸せ
それは、他人を幸せにできたという幸せ
それこそ、無上の喜びだ

ウーバーランは、卓越した社会派詩人であると同時に共産主義者で無神論者。ソビエト共産主義には反対だった。幼いころ父を亡くし、強い母親にそだてられた。ナチスドイツ時代、レジスタンスの詩作をし、妻ともども、ムーレルガ―タ19番地(政治犯収容所)や、グリニ強制収容所、さらにザクセンハウゼン絶滅収容所に強制送還された。「ザクセンハウゼンのクリスマス」など、強制収容所でも数多くの詩をつくった。見つかったら殺されていただろう、という。

■Der er en lykke i livet som ikke kan vendes til lede: Det at du gleder en annen, det er den eneste glede. (by Arnulf Øverland)
http://www.nrk.no/nyheter/bakgrunn/portretter/1275686.html
http://www.klikk.no/mat/spise/article378091.ece
■北欧福祉社会は地方自治体がつくる(オーレ・G・ナルッドのスピーチ)
http://frihet.exblog.jp/17001329/
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by bekokuma321 | 2011-12-26 13:47 | ノルウェー