セクハラ、パワハラ、不当解雇裁判傍聴記

2011年12月22日、リコープロダクトプリントソリューションズ・ジャパンのセクハラ・パワハラ解雇無効裁判を傍聴した。同社で働いていた夏井香織さんが解雇は無効だと訴えている。

東京高裁424号法廷は満席だった。斉藤隆裁判長を真ん中に、左に白髪の裁判官、右はやや若手の裁判官だ。

今回、夏井さんは証人2人の申請をした。それに対し、リコー側は「すでに書面で明らかになっている」として、今日で結審してほしいと言った。「合議のため」と3人の裁判官は法廷をいったん出た。その結果は、証人申請が認められず、来年2月16日判決となった。しかし大勢の支援者に囲まれ、夏井さんは、元気そうだった。

なお、早稲田大学の浅倉むつ子教授が、「リコープロダクトプリントソリューションズ・ジャパンの行為は違法行為であり、使用者責任を負うもの」という意見書を提出している。浅倉教授は、「館長雇止め・バックラッシュ裁判」において、「意見書」を提出して逆転勝訴への流れをつくった法学者だ。

写真は、黒岩秩子さん(元参議院議員、右)と、高橋ブラクソン久美子さん(狭山市議、左)の応援を受けてうれしそうな夏井さん。女性労働者のために八面六臂の活躍をしている伊藤みどりさん、それに、むらさきロード実行委員会の方も「女をなめんなよ」というアピール用紙を手に参加していた。

地裁敗訴の流れを変える判決が出るように心から願わずにはいられない。

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リコープロダクトプリントソリューションズ・ジャパン㈱は、旧インフォプリント・ソリューションズ・ジャパン㈱ のこと。大田区馬込リコー工場内にあり、先日、社名が変更となったという。夏井さんの訴えを、以下にまとめると:

2009年7月29日、同社の会議室において、夏井さんは、元IBM・SEの人事部長と、弁護士資格を持つ法務部長、直属の営業部長、労務担当女性社員から、監禁され暴力を振るわれ、私物も取り上げられ、その場で解雇された。

年金手帳や現金を含む、私物は、現在も返還されていない。

深夜残業を連日強要され、同僚社員との差別待遇、社内では「女は体で仕事をとっている」などという、女性蔑視した下劣な誹謗・中傷・業務妨害や、情報の非共有の嫌がらせ、休日にはゴルフへの強制同行、全社員必須の海外研修へは一人不参加にさせるなど、数々のハラスメントを受け続け、精神的に追い詰められた。

夏井さんは、体調を壊すだけではなく怪我などもし、心にも身体にも計り知れない傷をおった。また、3回にわたる長時間の人事部長と直属の上司、法務部長、労務担当女性社員による会議室で行われた監禁取り調べでは、“横領犯”の濡れ衣を着せられ、「容認しろ」と、無理やり書類にサインを強要されるなど、労働者の人格を著しく侵害する陰湿なものだった。


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by bekokuma321 | 2011-12-24 08:49 | その他