1人でもできる「なくせ女性議員ゼロ議会」運動

日本の政治分野にほとんど女性はいない。地方議会の4分の1は女性議員が誰もいない「女性ゼロ議会」だ。男性だらけで暮らしに身近な地方政治が決められているおかしさ。女性議員を増やして、その歪んだ政治を変えていこうという地道な運動――ゼロ撲――がある。その最新レポートを紹介する。

■女性ゼロ議会「島原市」を訪ねて■

皆さん、勝又瑞枝です。12月8日から私用で長崎県島原市に行ってきました。

行く前に、「島原に行ってきます」と軽く、全国フェミニスト議員連盟の同志三井マリ子さんに言いましたら、「島原市は女性議員ゼロですよ。ゼロ撲メンバー1員として、すべきことがあるはず」などと返してきました。

c0166264_1452589.jpg島原市に到着した後、私の足は、反射的に島原市役所へ向かいました。

島原市議会の一般質問は終わっており、残念ながら男性だらけのいわゆる「黒の議会」を、この目で見ることはできませんでした。私は、島原市選挙管理委員会に行きました。そこで資料をもらいました。島原市は人口約4万8千人、有明町と合併しただけで、合併の程度が軽いせいか、市役所は古い建物ながら市役所職員の雰囲気は暖かく、市民の出入りもあり、非常に良い雰囲気でした。

c0166264_1465016.jpgしかし、島原市の女性議員は現在ゼロ!

女性の立候補は、1972(昭和47)年だったそうです。その女性候補は、1979(昭和54)年まで3回続いて挑戦したものの落選だったそうです。つまり、ずっと男性だらけの「女性ゼロ議会」が続きました。

しかし、2007(平成19)年5月の選挙で、見事、初の女性議員が誕生しました。ところが、今年2011年春、たった一人の女性現職に加え新人の女性が挑戦しましたところ、その2人の女性候補が共に落選してしまったのです。

今年のその島原市議会選挙ですが、定数21人に26人が立候補しました。結果は、現職の女性が6票足らずの次点22位で、新人女性が24位でした。女性2人の得票数全部合わせても、当選したトップに及ばないという、かなり女性に厳しい島原市ではあります。投票率は72,84%です。

c0166264_146684.jpg新人候補で、落選した本田みえさん(50歳)を紹介してもらい、ご自宅まで出向きました。本田さんは、1人しか女性がいなかった島原市議会を、間髪をいれず2人にしようとの思いで、挑戦されたとのことです。公務員を選挙1年前にあえて退職し、挑戦しましたが、結果は2人とも落選してしまいました。

金大中氏の言葉「行動する良心たれ」が、本田さんの座右の銘だそうです。公務員を離れた現在、4つのパートをかけもちで働き続けながら、「極貧生活(彼女の言葉)」を頑張っている本田さんです。

本田さんは、公私共に、政治に深く思うことがあり、次回に向けて再挑戦したい気持はあると、私に言いました。次回の当選に向けて応援したくなりました。

c0166264_1493883.jpgさて、こんな感じで、日本全国いつでも、どこでも、気軽に、“ゼロ撲活動”ができることを実感しました。全国フェミニスト議員連盟の最大の運動目標です。面会や調査は、何か後ろ盾というか組織がないと難しいのですが、連盟があると動きやすい、です。全国のフェミニスト議員連盟の皆さん、お互いに1人でどんどん“ゼロ撲活動”をいたしましょう。

以上、簡単ですがご報告まで!

c0166264_9551298.jpg勝又 みずえ 
全国フェミニスト議員連盟ゼロ撲キャンペーン
ファイトバックの会@岩国
ファイトバックの会 http://fightback.fem.jp/

【写真:行ってみたくなる島原市内の散策スポット。撮影は勝又瑞枝】
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by bekokuma321 | 2011-12-18 01:55 | その他