エジプト国政選挙

エジプトの国会議員選挙がはじまった。比例代表制と小選挙区の2本立てだ。

政党は多いものの、イスラム原理主義組織「ムスリム兄弟愛」を母体とした「自由公正党」という政党がもっとも勢力が強いとみられている。

30年にわたる独裁政権が崩壊したあと、初の自由選挙だ。市民革命にも加わった女性たちは、どう投票日を迎えたのか。日本の報道にはない女性たちの様子をノルウェー国営放送NRKから見る。

首都カイロの投票所に、女性たちは、朝から長い列を作って並んでいる。しかし写真をよく見るとと女性は女性だけの列だ。女性が並んでいる列には男性はひとりもいない。

とはいえ、さすがに首都カイロだ。黒いチャドルにすっぽり覆われた女性は少なく、カラフルなスカーフを頭にかぶっている女性やスカーフすらかぶらないサングラスの女性などさまざまだ。

ムバラク政権下で長期にわたって弾圧されてきたイスラム原理主義の「ムスリム兄弟愛 the Muslim Brotherhood」は、日本では「ムスリム同胞団」と訳されている。この政党が、前回紹介したように、女性候補者の顔を載せずに「花」を載せた政党だろう。独裁政権が倒れると、イスラム原理主義が台頭し女性の抑圧は解決されないというジレンマがあるーーエジプトも例外ではないようだ。

投票結果は来年1月13日。約4000万人が投票するという。女性たちは2000万人はいるだろう。数年前、やっと女性の性器切除の慣行を廃止した国だ。今度、イスラム勢力が台頭することで、バックラッシュが起きないとは限らない。

女性の人権を踏みにじらない時代へーーーその幕開けになってほしい。

■Det første frie valget i vår historie
http://www.nrk.no/nyheter/verden/1.7893625
■エジプト革命後の女性の権利
http://frihet.exblog.jp/17144469/
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by bekokuma321 | 2011-11-29 03:51 | 中東