2011年 11月 27日
強姦被害者自身が訴え出よう
ルイーザが強姦されたのは17歳のときだ。今年10月、実名と顔を明らかにして自分は強姦の被害者であると、ツイッターでつぶやいた。
「私は2008年、強姦の被害にあった。しかし、人間は一生被害者でいることはできない。強姦をなくそう!」
彼女は、インターネットTVで語る(写真)。
「強姦の被害者はみなそれぞれ異なる。だから私にアドバイスする力はない。しかし、アドバイスできることは、強姦被害をただちに知らせることです。それをした私はとても楽になりました。強姦被害者が恥ずかしいと思ったりしてダメ。恥ずべきは加害者です」
11月25日、金曜日、オスロで開かれた「強姦根絶対策セミナー」において、法務・警察大臣と政府に対して、彼女は、次の3点を訴えた。
1)被害者が訴え出ることの大切さを、被害者にもっと知らせるべきだ
2)強姦被害の追跡を改善すべきだ
3)若者に対して強姦に対する広範なキャンペーンをすべきだ
ルイーザ・ロウヒビは労働党青年部に所属している政治家でもある。「強姦根絶対策セミナー」は法務省主催の朝食つき集会で8時半から11時まで行われた。メディアも招待された。
11月11日に就任したばかりのグレーテ・ファーレムーGrete Faremo法務・警察相(前防衛相)が出席し、「公的、私的機関、そしてボランティア団体の3者が総合的にたちむかって、強姦をなくしていかなければならない。強姦根絶対策を優先的にとりくむ」などと覚悟を語った。
ルイーザ・ロウヒビLouiza Louhibiは、アルゼンチン系ノルウェー人。ノルウェーではマイノリティに属す。
■http://www.regjeringen.no/nb/dep/jd/pressesenter/pressemeldinger/2011/seminar-om-arbeidet-for-a-bekjempe-voldt.html?id=664551
■http://www.vg.no/nyheter/innenriks/artikkel.php?artid=10031138
■http://www.nrk.no/nyheter/norge/1.7891651
■http://www.vg.no/nyheter/innenriks/artikkel.php?artid=10023245
■http://www.vg.no/nyheter/innenriks/artikkel.php?artid=10023172
■夜を取りもどせ「不安から行動へ」http://frihet.exblog.jp/17040176/
■ノルウェーの強姦対策http://frihet.exblog.jp/17032223/