クリントン長官「日本で女性差別減るとGDP16%増える」

「働く女性への障害が減ると、アメリカのGDPは9%増加し、ヨーロッパでは13%、日本では16%も増加するのです」

9月16日、サンフランシスコで、ヒラリー・クリントン米国務長官はこう強調した(A Goldman Sachs report からの引用)。

アジア太平洋経済協力会議APEC「女性と経済サミット」の行事が13日から開催され、最終日16日、クリントン国務長官の講演、「サンフランシスコ宣言」が採択された。「女性と経済サミット」は1年間にわたる日米両国が主催したプロジェクトだ。昨年2010年秋には日本で会議が開催された。

働く女性が増え、女性の働く職域も広くなってきたが、経済や政治に影響を及ぼすポストについている女性はまだ少ない。とりわけ、アジア太平洋地域における経済方針決定への女性の進出は遅れている。

思い出すのは、関連して岐阜市で開かれた「女性企業家サミット」における中山義活政務官の女性蔑視発言だ。ホスト国を代表して、参加した、彼は、世界各国からの参加者を前に、「日本の女性は家庭で働くことを喜びとしている」などと発言した。また、日本女性が家庭で働くことを「文化だ」とも発言。「日本の奥さんは力がある。デパートに行けば、初めに子どものもの、次に奥さんのもの、その次がペットのもの、4番目にご主人のものを買う」などと語った。

日本の実態は、まだ道遠しだ。経済商業大臣、男女共同参画大臣よ、まずは「サンフランシスコ宣言」を熟読し、そこで働くすべての職員に、意義を徹底してほしい。


■ヒラリー・クリントン国務長官の演説
Remarks at the Asia Pacific Economic Cooperation Women and the Economy Summit
U.S. Department of State, September 16, 2011
http://www.state.gov/secretary/rm/2011/09/172605.htm
■Global Economics Paper No: 154(by Goldman Sachs)
Gender Inequality,Growth and Global Ageing
http://pslforum.worldbankgroup.org/docs/Kevin_Daly_Global_Ageing_Gender_Inequality.pdf
■「2011年9月16日 サンフランシスコ宣言」
Women and the Economy Summit Declaration
Foreign Press Centers, U.S. Department of State, September 16, 2011
http://fpc.state.gov/172626.htm
■日本の経済産業省のホームページから、「女性と産業サミット」関連は削除された
http://www.state.gov/secretary/rm/2011/09/172605.htm
■中山政務官のバックラッシュ発言に怒る会
http://ameblo.jp/anti-backlash/
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by bekokuma321 | 2011-09-22 14:42 | USA