2011年 08月 03日
ソマリア系女性の葬儀
彼女は、ソマリアからの移住してきたモーナ・アブディヌル(18歳)。ウタヤ島で襲撃された犠牲者の1人だ。オスロのビヨンダール地区の政治に深くかかわっており、環境運動の活動家だったという。
「あなたは最も失ってはならぬ人を失った。愛する娘、大切な子どもを。あなたは母親で、僕は父親だ。あなたの苦しみ、あなたの喪失を心の底から悼みます。いかなる言葉もモーナを取り戻すことはできません。でも世界中の心が、良心があなたとともにあります」と 遺族に向かって首相は述べた。彼女は「ウタヤ島のマジックをつくりあげた」と讃えた。
外務省特別顧問である首相の妻イングリッド・シュルルードも、イスラム教文化に沿って黒いベールに上半身を包んで参列した(Aftenpostenの画像)。
18歳のソマリア系女性がノルウェーの地方政治に貢献していた事実、首相夫妻が葬儀に参列したこと、また、そのスピーチ内容ーーーこれらは、かの国の平等主義を象徴していると思う。
■Stoltenberg: - Mona skapte Utøya-magien
http://www.aftenposten.no/nyheter/iriks/article4190124.ece
(写真は同紙ウエブ動画より)
■ソマリア女性のソマリア移民社会批判
http://frihet.exblog.jp/9548704/