地方議会で活躍していたはずの女性たち

c0166264_20294937.jpgノルウェーは9月の統一地方選挙をどうすべきかを悩んでいる。7月11日のテロ事件で亡くなった77人の中に労働党の候補者が11人もいるからだ。

たとえば、ハンネ・クリススティン・フリーテュン(20歳)は、ステュン市の候補者だ。ソグン・オ・フィヨーラネ県青年部の代表でもあり、車いすの障がい者を手伝うヴォランティア活動をしていたといわれている。

c0166264_20242337.jpgグロ・バーダル・ホーヴォル(18歳)は、ウルスタ市の候補者だ。音楽専攻の高校生だ。

2人の女性はどちらも、それぞれの市で、労働党候補者リストの4番目に登載されている。

ノルウェーの選挙は国会も地方議会も完全な比例代表制である。有権者は、投票所で、支持する政党の候補者リストを1枚選んで投票箱に入れる。それぞれの政党が獲得した票に従って、何人当選するかが決まる。当選者は基本的に1番目から順に当選する。労働党の場合、男女交互に名前を並べることが規則で決まっている。

その候補者リストは、各地の選挙管理委員会にすでに提出されており、候補者名はメディアで報道されてもいる。投票は9月だが、8月10日から事前投票ができる。通常なら8月初めから大々的選挙キャンペーンがスタートする。

ハンナ・クリススティン・フリテュンも、グロ・バーダル・ホーヴォルも、4番目だからよほどの番狂わせがない限り当選確実だった。テロ事件がなければ、彼女たちはともに地方議員となっていたのだ。

ノルウェーの未来を背負う、若き女性たちの非業の死は、あまりに痛ましい。

■Valgstyrene må vurdere nye lister
http://www.nationen.no/2011/07/27/politikk/kommunevalg/lokalvalg/anne_beathe_tvinnereim/utoya/6786054/
■Hanne Kristine framleis sakna
http://www.nrk.no/nyheter/distrikt/nrk_sogn_og_fjordane/1.7728265
■Police begin releasing names of victims of Norway massacre
http://www.thestar.com/news/world/article/1030619--victims-of-norway-massacre-identified
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by bekokuma321 | 2011-08-02 20:36 | ノルウェー