テロ事件から2日

7月24日、ノルウェーは国中が喪に服した。教会でストルテンベルグ首相はこう弔辞を述べた。

「襲撃から2日です、しかし、永遠であるかのようです――時間が、昼が、夜がショックと怒りと涙でつつまれてしまったのです」
「我々を残して逝った人、一人一人が悲劇です、これは国家の悲劇です」

テレマークの病院のベッドで、一人の女性がNRKの取材に応じた。イングヴィル・ステンスル、16歳。テレマーク労働党青年部副政治部長。

周りの友人は全員殺害され、彼女だけが一命をとりとめた。

「私たちは、メインビルに隠れました。襲撃の音がどんどん近づきました。男の子が撃たれ、倒れました。最後の10人しか残っていませんでした。彼は、私たちひとりひとりを、撃って、撃って、撃ちまくりました。動かなくなるまで。私は腿を撃たれ倒れました。死んだふりをしました。男は弾薬を変えました。人生最悪の瞬間でした」

一方、現行犯逮捕されたブライヴィックは、「ノルディスク」と呼ばれるスウェーデンのネオ・ナチ・インターネット・フォーラムのメンバーで、さらに一時、ノルウェーの右翼政党「進歩党」の党員だったという。

この犯行は、9年間練り上げたという。目的は、文化的マルクス主義化とイスラム化をせん滅させて、新しいヨーロッパを作り上げること。「文化マルキストとは、社会主義者、共有財産主義者、フェミニスト、同性愛者、障がい者運動家、動物愛護運動家、環境保護運動家といった、多文化主義を支持する人たちを言う」と、自著『2083 ヨーロッパ独立宣言』で述べている。しかし、同著はアメリカのテロリストの本の模倣だと報じられている。

自由と平等という、時として相容れがたい2つの価値を共存させている国ノルウェー。

おおらかで、愛情と信頼に満ちた人柄のノルウェーの人たち。

どうか、この悲劇に負けないでほしい。

http://www.nrk.no/video/stoltenberg_holdt_tale_til_minne_utoya_ofrene/5B96C5319676D161/
http://www.nrk.no/nyheter/distrikt/ostafjells/telemark/1.7725435
http://www.bbc.co.uk/news/world-europe-14266815
http://www.nrk.no/nyheter/norge/1.7724120
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by bekokuma321 | 2011-07-25 03:41 | ノルウェー