日本サッカ―協会を変えるか、日本女性の世界制覇

7月15日、2003年優勝のドイツ女子チームコーチであるティーナ・セウン(女性)は、こう述べた。

「2011年の女子ワールドカップで最も印象的な選手は、日本の澤ほまれ選手です。彼女は、ボールに食らいつきます。どんどん進歩する日本チームの大黒柱です。世界で最も完成したサッカ―選手の1人です」

世界の女子サッカーを引っ張ってきた監督の、優れた鑑識眼を見る思いだ。彼女の言うとおり、17日、澤選手はMVPに輝いた。

FIFAのホームぺ―ジによると、女子ワールドカップの試合と同期間に、ドイツのフランクフルトでFIFA主催の女子サッカーの国際会議が開かれた。2011ワールドカップ女子ワールドカップ連盟の会長スティフィ・ジョーンズ(女性)も参加した。

女子ワールドカップは、1991年に始まった。男子に遅れること60年。ノルウェーのある女性の爆弾発言がきっかけだった。そして今大会で20周年を迎えた。国際会議では、世界の女子サッカーの先導役国、スウェーデン、アメリカ、ドイツの組織スタッフによるシンポジウムがあった。スイス代表が、プロ選手として生計をたてていくことの難しさを語った。また、それぞれの自国で女子サッカーの発展に向かってなし得てきたことなどを語った。

今大会を見ると、アメリカの女子サッカーチーム監督は女性のスンドハーゲ監督。スウェーデンのプロサッカー選手で、レズビアンであることを公開している。ドイツも女性の監督、シルビア・ネイド(Silvia Neid)。今大会は敗退したものの強豪ノルウェーサッカ―連盟にいたっては、女子チーム監督はもちろん女性(Eli Landsem)で、さらに連盟自体の副会長も女性だ(Hege LEIRFALL)。

世界で、サッカーで生計をたてられる女性がどんどん増えていく傾向に、時代の流れを感じる。

日本はどうか。日本の男子サッカーチームは1920年創設された。女子は男子より69年遅れて1989年に誕生した。日本の女子サッカーチームは、日本社会の男女差別意識もあって、組織的にはまだ貧しい。たとえば女性チームであっても、組織の役員、監督、指導者はほぼ全員が男性だ。日本サッカ―協会の役員は全て男性だ。

だからこそ、7月17日のなでしこジャパンの優勝は、かけがえのないほど大きな意義がある。


http://www.fifa.com/newscentre/news/newsid=1476378.html
http://www.fifa.com/womensworldcup/news/newsid=1475392/index.html
http://www.jfa.or.jp/

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by bekokuma321 | 2011-07-18 15:37 | ヨーロッパ