「英雄、色を好む」

c0166264_12593312.jpgドミニク・ストロス・カーンは、米仏2カ国で訴えられている。強姦罪を含む性暴力容疑だ。

彼は、フランス社会党の重鎮政治家で経済学者。フランス大統領を有望視されていた国際金融のトップ権力者だ。性暴力被害を訴えた女性の1人は、ギニアからの移民でニューヨ―クのホテル従業員。もう1人はフランスの作家である。

「英雄、色を好む」という言葉がある。権力者は、女性に性暴力をふるっても、「それでどうした」とひらき直ってきた歴史がある。女性の自尊心をズタズタにしたことなど歯牙にもかけない。男性の中には、女性が男性と同じ人間であり、女性に人間としての尊厳が宿っていることに思いもよらない人がいる。

そうした意識を助長しているのが、メディアだ。女性に対する暴力や侮辱があっても、批判的記事を書けない記者が多い。「色もの」などとして取材調査を敬遠してきた。

しかし、男性政治家の性暴力に甘いフランスでさえ、最近は変化しているという。BBCによれば、長年、労働権と個人の尊厳の確立を求めて闘っているフランスの民間女性団体avftは、ストラス・カーンの性暴力事件以来、相談が倍に増えているという。

■Strauss-Kahn effect: French harassment claims increase
http://www.bbc.co.uk/news/world-europe-13965894
■European Association Against Violence Against Women
http://www.avft.org/
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by bekokuma321 | 2011-07-05 10:31 | ヨーロッパ