ノルウェーの会社取締役、ネット投票で

この10人の若者たちは、みな10代から20代の学生だ。この中から、もうじきトップが決まる。学生組合ではなく株式会社のトップだ。

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ノルウェーのアデコ株式会社は、取締役のトップ専務理事をインターネット投票で決めるという。アデコ株式会社は、スイスに本社がある人材サービス企業。日本を含め世界中に支社がある。

ノルウェーでは管理職のトップであろうと受付業務であろうとほぼすべての職種は公募だ。アデコ・ノルウェーも例外ではない。また、ノルウェーは、労働者は誰でも休暇をとることを厳しく規定されており、夏期休暇は4週間とるように義務づけられている。

5月25日のノルウェー国営放送NRKによると、今回のアデコ・ノルウェーのケースは、夏期期間に限定された取締役の専務理事だという。「能力と創造性に富んだ学生を望む」と会社は宣伝する。

応募した学生10人の写真をクリックすると履歴や自己アピールが読める。ネット投票で高得点を得たひとから、トップが決まるという。報酬は月10万クローネ、約150万円。学生なら年俸でもおかしくないほどの高額だ。

ただし、この奇抜ともいえるやりかたは、アデコ・ノルウェーが侵した違法事件により社内改革を求められていることが背景にあるようだ。ビジネス大学の大学教授は、「おかしな動きだ。メディア受けをねらったにすぎない」と批判的だ。

さてノルウェーは、会社取締役の40%は女性でなければならない。会社法で性別クオータ制を定めているからだ。それにふさわしく、専務理事候補の10人のうちの4人は女子学生である。

日本の社会経済は今、大変革を求められている。ネット投票は急進的すぎるものの、ノルウェーの公募制や女性参入制など学ぶべき点は実に多い。

http://www.nrk.no/nyheter/distrikt/ostlandssendingen/1.7646780
http://www.konsernsjefen.no/
http://www.adecco.no/Pages/Default.aspx
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by bekokuma321 | 2011-05-26 10:11 | ノルウェー