仏デモ、「性差別よ出て行け、女性よ祝おう」

5月22日午後5時、パリで、女たち3000人がデモをした。

ストロスカーン逮捕に関する女性差別的対応に怒る女性たちだ。提唱したのは、「あえてフェミニズム!」と称する女性団体。

「性差別よ出て行け、女性よ祝おう!」というスローガンのもと、現在15000人以上の署名も集まった。

署名の趣旨はこうだ。「あえてフェミニズム!」のホームページから和訳する(Fem-News訳)。

【フランスにストロスカーン逮捕のニュースが届いたやいなや、彼に対する法的リンチ事件だとか、政治的謀略だという声が「洪水」のように流された。その一方で、マンハッタンのホテルのスイートルームで、彼が強姦をしたとされる32歳の女性従業員は無視されたままだ。

こうしたフランス国内のコメントは、強姦の深刻さを矮小化し、合意だったかも、ちょっとすべっただけかも、というように事実をぼやけさせてしまう。そして、現在・未来の被害者に、「不平を言うな」というメッセージを送ることになる。忘れてはならない、強姦と強姦未遂は犯罪である。

これらのコメントは、女性に対する暴力への無知をさらけ出しているにすぎない。この社会を指導しているとするエリート集団は、とくに注意が必要だ。フランスでは階級や年齢を問わず、毎年75000人が強姦されているのだ。共通項は女性であるということだけだ。そして加害者はみな男性であるいうことだ。

これらのコメントは、性的自由というものと、女性への耐えがたい暴力とを混同している。暴力的行為、強姦、強姦未遂、性的嫌がらせは、女性の体を支配しようとする男性の欲望の表れである。それを混同することは、危険であり不謹慎である。すなわち、男女平等を妨害するため道徳的秩序に揺り戻そうとする勢力に、道を譲るだけだ。

ステレオタイプ(女または男はこういうものだという決めつけ)を主張する公人は、全女性に対する侮辱であるばかりか、人間の尊厳を大切に考え女性が男性と平等であるように日々闘っているすべての人間に対する侮辱である。】

ストロスカーンは、IMFホームページで、これまで公職で得た財産を、合意の性交だったことを証明するために使うと言っている。彼の財産? それはフランス人の税金であり、われわれ日本人の税金からの拠出金もあるIMFからの報酬である。

女性や社会的弱者を侮辱しても公職に居座ってきた男性政治家は、ストロスカーン前IMF専務理事に限らない。たとえば石原都知事、中山義活議員、小泉元首相…などが浮かぶ。こうした人間は公人である政治家にふさわしくない。これを機に、政治家の資質を考え直すべきだ。

■Osez le féminisme !
http://www.osezlefeminisme.fr/article/sexisme-ils-se-lachent-les-femmes-trinquent
http://www.politis.fr/Affaire-DSK-Osez-le-feminisme,14176.html
■Independent紙
http://www.independent.co.uk/news/world/europe/feminists-anger-at-chauvinism-of-strausskahn-affair-2287820.html


【参考記事:IMFストロスカーン強姦事件】

仏デモ、「性差別よ出て行け、女性よ祝おう」
IMF元トップ、無実を主張
IMF専務理事とプライバシー保護法
IMFトップのセクシャル・ハラスメント
「彼は盛りのついたチンパンジー」
IMFのストロスカーンがした愚劣な行い
IMFトップ、性暴力容疑で逮捕
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by bekokuma321 | 2011-05-23 15:27 | ヨーロッパ