思いやり予算を災害復興に

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29日夕方、沖縄県那覇市に到着した。平和通りそばの国際通りを歩いていたら目の前で、女性たち4人が「米軍への思いやり予算を復興対策費に」と、訴えながら署名活動をしていた。

マイクで「思いやり予算5年で1兆円です。それで避難民50万人に1人月5万円を3年間支給できます」と訴えるのは、山口洋子さん(左)。

元県議の狩俣信子さん(右端、白い上着)が、飛び入りで参加し、「米軍にこんな巨額の税金を、なぜ使うのか」と主張した。狩俣さんは左腕を怪我しているが元気いっぱい。次に私もマイクを握って、道行く人に訴えた(下写真中央)。多和田栄子(前那覇市議)も一緒だ(上写真中央)。

c0166264_1821379.jpgこの「思いやり予算」に接するたびに、日本はアメリカの植民地ではないか、と怒りを覚える。

ところで、「思いやり予算」を今年も支払うと決まったのは、いつか? 実は、未曾有の大震災のすぐ後なのだ。

3月30日。そう、国民みんなが、絶望と怒りと悲嘆にくれていたころだ。東京は霞が関の衆院外務委員会。2011年度以降の在日米軍駐留経費負担(これを思いやり予算という)に関する新たな特別協定案が決まった。与党民主党と自民党などの賛成多数で。

共産、社民両党は、この思いやり予算を、大震災の復興支援に回すべきだと主張した。ごくごく常識的な言い分ではないか。しかし北沢防衛相は、「日米同盟に直結する予算を削減すれば防衛政策に食い違いが生じる」などと反論した。この未曾有の危機に、現行の1881億円のままだという。3.11以後の日本の政治経済社会、そして私たちの精神は、大改革を迫られている。「食い違いが生じて」当たり前だ。

c0166264_18215868.jpg米軍には、1881億円のほかに、これとは別に以下の予算も支払われている。

基地周辺対策費など1737億円
沖縄に関する特別行動委員会[4]関係費169億円
提供普通財産上試算(土地の賃料)1656億円
米軍再編関係費909億円
基地交付金378億円

★写真:上2枚が2011年4月29日、那覇市国際通りの街頭活動、下2枚は那覇埠頭★

関連サイト
◎署名用紙はこちらから
http://tasukeai.ti-da.net/

学者や市民団体 米軍への思いやり予算は震災復興へ
http://www.qab.co.jp/news/2011042627455.html
【普天間問題-沖縄は怒っている 狩俣信子さんに聞く:軍事基地はどこにもいらない】
http://www.mdsweb.jp/doc/1130/1130_08n.html
米軍属不起訴:第一次裁判権放棄を 県議会、米国に抗議決議 /沖縄
http://mainichi.jp/area/okinawa/news/20110426rky00m040003000c.html
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by bekokuma321 | 2011-04-29 23:27 | 紛争・大災害