隣人愛こそ政治

NRKの今日のニュース。

5月13日から、オスロのノーベル平和センターで「Transit」と題された展示会
が開かれる。転移、移送、変遷という意味だが、戦争によって移民とならざるを
えない人々や、天災や事故によって家を失い、飢餓に喘ぐ人たちの写真展だ。

そのひとつに、1922年ノーベル平和賞を受賞したフリチョフ・ナンセンの業績も
紹介される。

彼は、極地探検家として世界的に著名だ。しかしナンセンの自伝作家は、「彼の
最大の偉大さは、人間愛です」。ナンセンの言葉「隣人愛こそ政治だ」を紹
介する。ノルウェー語で«Nestekjærlighet er realpolitikk».

ナンセンは、1921年12月、ロシアの「孤児院」を訪問。飢饉のため飢えて死に
たえそうな、ロシアのおびただしい数の子どもたちを見る。子どもたちを餓死から
救うため、撮影したスライドを見せ、募金運動をよびかける。しかし当時、ノル
ウェーでは、彼の募金活動に理解と共感を得るのは難しかった。アフテンポステ
ンは、彼の募金活動への反対運動として、北部漁民への募金運動をしかけたという。

その背景には、当時の共産主義きらいの風土があったのだろう。

ナンセンのニュースに接し、こう思った。

未曾有の大災害・東電原発事故によって、被災した多くの人たちへの、本当
の政治とは? 政治家の真の質が問われる時代に、今、日本は置かれている。

http://www.nrk.no/kultur-og-underholdning/1.7608315
http://nobelpeacecenter.org/english/?did=9084534
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by bekokuma321 | 2011-04-28 09:52 | ノルウェー