スーパーの制服からスーツに

c0166264_16433099.jpgノルウェーから、またまた衣服の話で恐縮しつつ・・・。政治が暮らしに近い国ノルウェーを表すエピソードとして読んでください。

3月20日のTV2の報道。スールトルンデラ―グのヘイデ・グレニ(Heidi Greni )は生協スーパーのレジ係だ。普段は、スーパーの制服である赤いシャツを着て仕事をしている(写真左)。しかし今月から彼女は、赤い制服を脱いでスーツ姿で仕事をする(右)。

いきなり国会議員になってしまったからだ。そのわけは? 

前回の国会議員選挙で、ヘイデ・グレニは、スールトルンデラ―グ中央党の候補者となり、リストに登載された。当選はしなかった。でも、次点だった。ノルウェーでは、国会議員にも地方議員にも代理議員がいる。代理議員とは、議員が病気になったり、育児休業をとったり、国連の要職についたりした場合、その人に代わって議員に就任するのだ。次点の候補者から順番が回ってくる。そう、ノルウェーには補欠選挙というものはない。

この3月、彼女の選挙区のオ―ラ・ボ―テン国会議員が石油エネルギー大臣に任命された。閣僚は国会議員と兼職が禁じられているため、彼は国会議員をやめることになる。彼の代理に国会議員に依頼された人、それが彼女だった。

ノルウェーの代理議員制度のたまものだ。

「ボ―テンから電話があって、至急オスロに来てほしいと言われた。大臣になるらしいということでした。でも、まだ公にできなかったので、休暇をとるため、店長に嘘を言ってしまいました。連れ合いには本当のことを言いましたが・・・。でも、店長は私の嘘を許してくれると思います」


http://politisk.tv2.no/nyheter/fra-samvirkelaget-til-stortinget/
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by bekokuma321 | 2011-03-26 14:08 | ノルウェー