アミカス雇止め問題

以下、連合通信の報道のさわりを紹介する。

「アミカス嘱託職員ユニオン」の3人が、3月末で雇止めされようとしている。アミカスは、福岡市男女共同参画推進センターの愛称で、ユニオンは、そこで働く女性嘱託職員で作られる労働組合。

市側は3人の雇止めに対して、「選考の結果だ」と回答。ユニオン側は福岡県労委に不当労働行為の救済を申し立てる予定だ。

女性職員たちは長年、女性の起業支援やDV(ドメスティックバイオレンス)、セクハラ相談など、プライバシーにかかわる業務を任されてきた。昇給はなかった上、雇用年限5年の有期労働となっており、不安定待遇を強いられてきた。

今年3月末には10人が年限を迎えることになっていたため、「アミカス嘱託職員ユニオン」は09年夏から、年限撤廃を求めて市とを交渉を続けてきた。それに対して、市側は昨秋、「年限は撤回できないが、経験と実績を踏まえて特別に非公募の選考を行い、優秀な人材を確保する」と回答。ユニオンと自治労県本部はこれを受け入れ、市側と確認書を交わした。

ところが、論文と面接による選考の結果、受験した9人のうち3人が「優秀ではない」との理由で不合格。いずれも組合員で最長22年間勤めた大ベテランもいる。

ユニオンの本多玲子委員長は、「共に働いてきた私たちが、3人が『優秀でない』とされるおかしさを一番知っている。12月に選考を終えて1月に公募する手早さからも、市は組合員をクビにするために仕組んだに違いありません」と語る。

日本は、本来なら地方公共団体がすべき仕事を外郭団体に任せている。DVやセクハラ対策など女性問題の解決にそれが多い。その現場で働く人たちはほぼ100%女性だ。非正規職として、雇用期限を1年などとして働かせられている。雇用主の都合しだいでやめさせられるのだから、雇い主には、これ以上都合のいい働かせ方はない。

しかし、最近、簡単に辞めさせられないと考えた雇い主は、新たに選考試験を設け、それで落としたことにする方策を練りだした。試験委員の話し合いは、受験者にはわからないため、労働組合員を狙い撃ちされても、その証明は楽ではない。とはいえ、嘘にはどこかに矛盾やほころびが出る。希望を捨てずに、正義を求めてがんばってほしい。

http://www.chihoujichi-center.jp/jichiro-fukuoka/main/kiji/1205/1205-01.html
http://www.jichiro.gr.jp/news/2010/06/100609.html
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by bekokuma321 | 2011-02-15 13:52 | その他