患者&ユーザー・オンブズマン

2月1日のNRK報道。ノルウエーの「患者&ユーザー・オンブズマン」によると、患者たちは、医師が自分たちの言い分を真剣に聞いてくれないという不満を持っている。患者の声にもっと耳を傾けていれば、死なずにすんだのではないかという訴えもある。

ブスケルードBuskerudのオンブズマンAnne-Lene Arnesenが、年間報告書に基づいて発表した。

ノルウェーには、大臣と裁判官を足して2で割ったような公的機関がある。たとえば、平等と反差別オンブッド(オンブズマンの中性形)は、性差別を受けたという女性から苦情を聞いて、その真相を調査し、その女性に代って改善につとめる。マスコミでの公表が変革の武器となる。男性が訴える場合もある。

公的機関や企業の対応や待遇などに不満がある場合、市民はいつでも簡単に無料で訴えられる。こうしたサービスがそなえられることで、法律が生きてくる。そもそも、法律など守らないものだという前提で、法律の番犬を創設したといわれている。

患者&ユーザー・オンブズマンは、患者やユーザーが、病院や医師、看護師などの対応や処置に不満を持っている場合に、訴える先だ。国家機関ではなく県にある地方機関のようだ。

http://www.nrk.no/nyheter/distrikt/ostafjells/buskerud/1.7487089
http://www.pasientombudet.no/om/

◆平等と反差別オンブッドや、子どもオンブッドについては、『ノルウェーを変えた髭のノラ』(明石書店) に詳しい。オンブズマン(またはオンブッド)は北欧民主主義の華と言われてきた。今やEUにも広がっている。
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by bekokuma321 | 2011-02-02 03:35 | ノルウェー