ダボス会議に20%クオータ制

スイスでのダボス会議の参加者は2500人だった。しかし、女性はわずか16%でしかなかった。21世紀のあるべき姿を話し合う世界経済フォーラムだが、これで女性の声が代弁されるだろうか。

英ガーディアン紙や米ニューヨークタイムズがジェンダーの視点でダボス会議を大きく報道している。

多くの国々であらゆる分野のジェンダー・バランスが唱えられ、最近はとくに経済界への女性進出が強調されてきた。しかも今年、ダボス会議の運営側は、加盟100社に対して、招待者5人のうち少なくとも1人は女性代表としなければならない、と注文をつけた。20%クオータ制だ。それにも関わらず、20社は5番目の招待状を女性に渡さず、男性だけ4人で会議にやってきたという。

女性代表を増やすため、ダボス会議運営側は真剣な努力を続けてきた。2001年に、女性はわずか9%しかいなかったことを考えると、今年の16%は確実なる進歩といえよう。押し上げたのは、やはりクオータ制だ。

さて、日本でもジェンダー・バランスが唱えられ、2020年まであらゆる分野に女性指導者を30%をという目標も立てた。ならば、日本からダボス会議に女性は参加したのか? まさか男性だけノコノコ? こうした女性の視点で報道した日本の新聞は見あたらなかった。

それと同時に、ダボス会議史上初の20%クオータ制は、大ニュースだ。これこそ、先行き真っ暗の世界経済を、女性とともに解決への糸口を見つけたいという意思に他ならない。英米の主要新聞は、それを見越して取材したに違いない。日本の報道陣にはそうした視点はなかった。

そして、菅首相。彼はTTPで開国をなどと言わず、「日本女性の活躍で開国を」と言ってほしかった。それなら、おそらく海外のメディアで好意的に取り上げられただろう。日本は、ジェンダー・ギャップ世界94位の国(世界経済フォーラム調査)として世界からあきれられているのだから。

http://www.guardian.co.uk/business/2011/jan/28/women-under-represented-at-davos
http://www.nytimes.com/2011/01/27/world/europe/27iht-letter27.html?_r=1&scp=1&sq=Davos,%20women&st=cse

ダボス会議(世界経済フォーラム)関係記事
http://frihet.exblog.jp/15281882
http://frihet.exblog.jp/12767406
http://frihet.exblog.jp/11779906
http://frihet.exblog.jp/10122349
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by bekokuma321 | 2011-02-01 03:02 | ヨーロッパ