年齢・性差別訴訟で女性ホスト、BBCに勝つ

1月11日、イギリス雇用審判所は、BBCの人気番組「カントリーファイル」のホスト役だったミリアム・オライリー(53歳)の主張を認めた。

彼女は、BBCが彼女を番組から降したのは年齢差別・性差別だと提訴していた。審判所は、性差別については認めなかった。

BBC側は、彼女に謝罪をした。そして今後の仕事について話し合いたい、と語った。

彼女は、「提訴以来、想像を絶するストレスの14ヶ月間だった。しかし正しいことをしたと考えている。このことを見ないで歩いていたら、私自身でなくなる。判事が私の主張を認めてくれてうれしい。BBCを愛しているのに、BBCを訴えなくてはならなかったのはつらいことだったが、BBCは私に間違ったことをした。皺が出来たことは目ざわりなことではない」と言う。

ミリアム・オライリーは、2008年11月、番組のホスト役(フリーランス)仕事を辞めてくれと告げられた。そして「ボトックス(皺のばし美容注射)の時だ、解像度が高まると皺には気をつけて」と言われた。「番組をリフレッシュするから辞めてほしい」と言われた。「この知らせは私をどん底に陥いれた。年齢と女性であることで、番組を降ろされ、私の自信はとことん奪われた」。

同番組の男性ホストは68歳だが、続投だった。

BBCのトーリン・ダグラスは、こう分析する。

「ミリアム・オライリーにすばらしい勝利をもたらした。BBCは、キャスターなどの任用プロセスに新ガイドラインを設定すること、同時に、任用権限を持つ管理職に特別な訓練を与えることにした。両者ともに、今回の判決は、BBCにだけではなくすべての放送業界に影響を持つ、ということで一致を見た」

日本の放送業界の若い女性好みは、BBC以上だと思う。NHKは、この審判結果やそれを受けてのBBCの謝罪と改革案に、どうコメントするだろうか。ところでネットで見る限り、続投した男性ホストは、68歳という年齢にふさわしい皺の持ち主のようだ。

P.S. ミリアム・オライリーにBBCが支払う慰謝料は約3300万円。

http://www.bbc.co.uk/news/entertainment-arts-12161045
http://www.bbc.co.uk/programmes/b006t0bv
http://www.bbc.co.uk/news/entertainment-arts-11696591
http://www.guardian.co.uk/media/2011/jan/11/countryfile-miriam-oreilly-tribunal
http://www.employmenttribunals.gov.uk/
http://entertainment.timesonline.co.uk/tol/arts_and_entertainment/tv_and_radio/article7011636.ece
http://news.bbc.co.uk/2/hi/entertainment/7768809.stm
http://news.bbc.co.uk/2/hi/entertainment/7764644.stm
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by bekokuma321 | 2011-01-12 02:38 | ヨーロッパ